人のセックスを笑うな の商品レビュー
山崎ナオコーラさんの小説を読むのは初めてですが、 この人の書く文章って何だか好きかも。 淡々としているんだけど、表現の仕方とかも好きだな。 すーっと入ってきて、大変読みやすかったです。 そんなに長くないからあっと言う間に読んじゃった。 『オレ』目線で、オレの気持ちが綴られているの...
山崎ナオコーラさんの小説を読むのは初めてですが、 この人の書く文章って何だか好きかも。 淡々としているんだけど、表現の仕方とかも好きだな。 すーっと入ってきて、大変読みやすかったです。 そんなに長くないからあっと言う間に読んじゃった。 『オレ』目線で、オレの気持ちが綴られているのだけど、 若者の切ない失恋のお話。でも爽やかな恋愛かなとも感じました。
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一度目はさらさら読みすぎて、もう一度見返した。「オレのファンタジーにぴったりな形がある訳ではない。そこにある形にオレの心が食い込むのだ」とか、「自然は美しいことがあるけれど、美しさには向かっていない」とか、ふとした部分の表現が結構良くて、二度目の方が面白かった。
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表題と言い、何より作家名のインパクトの強い作品ですが、中身は至ってまじめな恋愛小説でした。 文章表現はとてもセンスが感じられるのですが、ストーリーは何かぼんやりした感じで。料理にたとえれば、出汁は見事に利いているのですが、味付けがどこか物足らない。そんな感じのする作品でした。
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たんたんと流れる感じ。 たんたんと流れる恋物語。 時間、季節、出会い、気持ち。 そんな感じ。 みるめがカワイイなあ。 みるめの気持ちは少しわかった。 えんちゃんもカワイイ。 えんちゃんとみるめは、可愛すぎて切ない。 ユリちゃんが考えてたことは、よくわかんない。 でも、...
たんたんと流れる感じ。 たんたんと流れる恋物語。 時間、季節、出会い、気持ち。 そんな感じ。 みるめがカワイイなあ。 みるめの気持ちは少しわかった。 えんちゃんもカワイイ。 えんちゃんとみるめは、可愛すぎて切ない。 ユリちゃんが考えてたことは、よくわかんない。 でも、あたしの中にもユリはいると思う。 いたんじゃないかな。 いや、実際のところユリが何を考えてたかはわからないので、あたしの中にいたあの女がユリだったかどうかは定かではないけれど。
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とりたててどうというところがあるわけでもないお話なのですが、当たり前のことを当たり前としないで真面目に考えて理解しようとする19歳男子<みるめ>(超変な名前)も、<みるめ>と恋をする39歳の<ユリ>も、自分以外の者にならなくちゃとかなりたいとかなろうとかしていない感じで、ところど...
とりたててどうというところがあるわけでもないお話なのですが、当たり前のことを当たり前としないで真面目に考えて理解しようとする19歳男子<みるめ>(超変な名前)も、<みるめ>と恋をする39歳の<ユリ>も、自分以外の者にならなくちゃとかなりたいとかなろうとかしていない感じで、ところどころウームわからん、、、ということもあったのですが、全体としてはとても好きな雰囲気の本でした。
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芥川賞選考で、山田詠美のコメントを読んで以来手が出せずにいました。 不思議ちゃんだったらどうしようかとおもったけど、意外と平気だった。 さらには、たまにいいなとおもうとこもあった。 でもまあ、総じてふつうです。
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所々で素朴な言葉なのに妙に心を惹きつける文があり、センスがあると素直に思う。タイトルに惹かれて買いました。「虫歯と優しさ」を併録。
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ようするに 雨が降って津波が起きようと それは彼の在り方で 誰かに災いを齎そうとはこれっぽっちも思っていないし 誰かにとって恵みであろうと それも彼の在り方で 優しくしているわけでも なおかつ見返りを求めているわけでもない ただ 自分がそういうものだからそうしてい...
ようするに 雨が降って津波が起きようと それは彼の在り方で 誰かに災いを齎そうとはこれっぽっちも思っていないし 誰かにとって恵みであろうと それも彼の在り方で 優しくしているわけでも なおかつ見返りを求めているわけでもない ただ 自分がそういうものだからそうしているのだ 結局のところ 私もそんなふうにこの世に存在していたいだけなので いとしく思うところの綺麗なこころとは そんなふうなものだ 夜中に一人で読んだお話。
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うーん。。せつな。。。って。 納得しなくても、時間が流れることで、それに近い気持ちを生まなくてはいけないのかね。。。。 ただ、書き方が好みやなかった。
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なんてことないよーで、あとからジワジワくる作品。ユリよりもやっぱり磯貝くんにえらく感情移入。お腹のしたのぽっこりした部分さえ、愛おしくなってしまう程のゆるやかな恋。「会えなければ終わってしまうなんて、そんなもんじゃないだろう。」好きが終わっても残るもの。最後の最後がなんか深かった...
なんてことないよーで、あとからジワジワくる作品。ユリよりもやっぱり磯貝くんにえらく感情移入。お腹のしたのぽっこりした部分さえ、愛おしくなってしまう程のゆるやかな恋。「会えなければ終わってしまうなんて、そんなもんじゃないだろう。」好きが終わっても残るもの。最後の最後がなんか深かった。
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