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希望学 の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2010/06/29

絶望したとき、希望というコトバほど辛いものはない。けれどもまぁ、希望と失望が表裏一体なのだけは確かなんだろうな。 >>> ダイエー創業者中村功「(大東亜戦争という)極限状態の中で日本に生還できるという希望を強く持とうとした仲間ほど、結局は現実に絶望し、自ら命をたっていった」 ...

絶望したとき、希望というコトバほど辛いものはない。けれどもまぁ、希望と失望が表裏一体なのだけは確かなんだろうな。 >>> ダイエー創業者中村功「(大東亜戦争という)極限状態の中で日本に生還できるという希望を強く持とうとした仲間ほど、結局は現実に絶望し、自ら命をたっていった」 一方で、がん患者の希望を高めるような措置をとることでQOLが上がるという研究がある。 希望を持つべきか持たざるべきか。 三木清「断念することをほんとうに知っているもののみが本当に希望することが出来る.何者も断念することを欲しないものは真の希望を持つことが出来ぬ」 村上龍「当たり前のことだが、不要なものは自然になくなっていく.今の日本に希望がないのならばそれはきっと不要になってしまったのだ」 40歳代未婚男性の失恋率17.4%

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2009/10/04

 竹内先生の授業で紹介された本です。「希望学」って何だろう?と思って買ってみました。 希望についてさまざまな観点から調査されてありました。面白いと思ったのは希望がもてるかどうかは、周りの誰かに自分の努力を評価してもらえるかどうかが大きなポイントだそうです。また仕事や職業と希望につ...

 竹内先生の授業で紹介された本です。「希望学」って何だろう?と思って買ってみました。 希望についてさまざまな観点から調査されてありました。面白いと思ったのは希望がもてるかどうかは、周りの誰かに自分の努力を評価してもらえるかどうかが大きなポイントだそうです。また仕事や職業と希望について分析されていたのも興味深かったです。この本を読むうちに希望を持つことは必要なのだと思いました。(上村)

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2009/10/07

まだ立ち上げられたばかりの「希望」を社会科学する希望学。この本では希望についての社会調査の結果と分析の紹介を中心としている。統計では「子どもの頃に家族から期待されている程、好奇心が強くなりチャレンジ精神に溢れ、小心者になりにくいし、優柔不断にもなりにくい」とか面白い分析も。

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2009/10/04

この本に対する「(データが)正しくない」、あるいは、「正しい」とどちらに考えてもあまり意味がない気がする。 こういう本は信じるか信じないかだと思う。

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2009/10/04

統計を元に「希望」を社会科学として捉えた作品。面白い統計分析がためになった。挫折経験があったり、友達が多かったり、子どもの頃に親から期待された経験を持っていたりするほうが、希望を持ちやすいのだそうな。 希望を持つことは絶望につながるという指摘もあるが、そうではなくて、希望を持っ...

統計を元に「希望」を社会科学として捉えた作品。面白い統計分析がためになった。挫折経験があったり、友達が多かったり、子どもの頃に親から期待された経験を持っていたりするほうが、希望を持ちやすいのだそうな。 希望を持つことは絶望につながるという指摘もあるが、そうではなくて、希望を持ってこそ、自ら希望を修正しつつ、しなやかに生きることができるのではないかと、前向きに可能性を見つめている。

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2009/10/04

調査結果「過去に挫折経験がある人ほど希望を持ちやすい」というのは、希望を持ちやすい性格(何かと先のことを決めたがる性格)だから、必然的にそれがかなわなくて挫折経験をする確率が高いのではないか。この手の自分で自分の評価をしたアンケートに基づいた分析結果は解釈に疑問が残るものが多い。

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2009/10/04

玄田先生がたちあげた希望学、社会科学するには難しい「希望」というものであるが、釜石でのフィールドワークもこれから行われるし、成果がでるとすればこれから。フリーターニート問題にひとつの方向性を与える学問として期待したい。

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