一万年の天皇 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
なぜ私たちの毎日食べている食材は放射能汚染がされているのか なぜ原発事故は起きたのか なぜ日本の政治家は良くないのか なぜ日本の政治は悪くなったのか なぜ日本は敗戦したのか なぜ日本は開戦したのか なぜ明治維新が起き、天皇制が復活したのか なぜ天皇というものが誕生したのか・・・・・ もともと歴史小説は読んでいたし、世界史は得意科目だったが、 2011年3月11日以降、「なぜ?」が深まり、 答えを追い求めて、 昭和史~戦国、室町以前までのたくさんの小説を読み、 そこから民族学の本なども読むようになって 「日本人とは何か」を追い求めるようになったときに出会った本。 本の評価は題名からイメージしずらいからか低評価だが、 私にとって今回読んだ【1万年の天皇】は、 答えが一旦帰結したような本であった。 「こうだった」だけでなく、「こうだったから、こうしよう」と 未来へのメッセージがあり、その言葉には頷くばかり。 ・金持ちよりも匠をリスペクトする世の中にしよう ⇒ハイテクはローテクからしか生まれない。 町工場の職人の作業をもっと公開するべき。 (フォルクスワーゲンのオーダーメイド車は作成時にガラス張りで 市民や子供達がその技術を気軽に見学できるようになっているんだとか) ・徴兵制の代わりにボランティア制を作ろう ⇒2年やったら大学は無料!国が負担。 介護や農業、過疎の村でのボランティアなど、現在国がお金を 使っている部分を若い子のアイディアとパワーに任せ、 大学費用捻出に苦しむ親世代の救済にもという案 ナイス 最後の章の筆者の考えが素晴らしいだけに、 前半はなんだったの・・・と思うところはあるかも。
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