怪奇小説傑作集 新版(5) の商品レビュー
ドイツとロシアの怪奇小説。 ドイツの怪奇小説、『蜘蛛』は江戸川乱歩の『目羅博士の不思議な犯罪』の元になったお話で有名なやつです。
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結局、侯爵は女乞食に呪われたのだろうか?「ロカルノの女乞食」 竪琴が私には妻が秘書をあの世へと誘っているようにしか感じられなかった。もしかして妻と秘書は不倫していたのだろうか「たてごと」 この部屋に泊まった全員が蜘蛛女の魅力に憑りつかれたのか。途中の蜘蛛の逢瀬の描写がこの話を象徴...
結局、侯爵は女乞食に呪われたのだろうか?「ロカルノの女乞食」 竪琴が私には妻が秘書をあの世へと誘っているようにしか感じられなかった。もしかして妻と秘書は不倫していたのだろうか「たてごと」 この部屋に泊まった全員が蜘蛛女の魅力に憑りつかれたのか。途中の蜘蛛の逢瀬の描写がこの話を象徴しているようだった「蜘蛛」 どこからどう見てもおかしいのに、村人も何かあるんじゃないかと勘繰ってしまう「妖女(ヴィイ)」 フェードシャを造り出したのに、マリヤと結ばれることを望んだアレクシスが身勝手にしか思えない「カリオストロ」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
貰い物やら残り物やらのタイミングで、えらい豪勢な朝食になってしまい、朝っぱらから舌鼓を打ってたら、遅刻しそうになった…昔「幸福な朝食」って秀作があったよな。 創元推理文庫の「怪奇小説傑作集」とハヤカワの「幻想と怪奇」都築道夫編・仁賀克雄編はこのジャンル好きにはバイブルみたいなもんですが。こっちが旧約聖書かなあ。ちょっと古臭い感漂いますな。しかしまー、このジャンルって、なんで同じようなタイトルのアンソロジーばっかりなんだろ?あー、ややこしい。 ■ドイツ編 『ロカルノの女乞食』…ハインリヒ・フォン・クライスト 『たてごと』……テオドール・ケルナー 『蜘蛛』……H・H・エーベルス 『イグナーツ・デンナー』……ホフマン ■ロシア編 『深夜の幻影』……アルツイバーシェフ 『犠牲』……レミゾフ 『妖女(ヴィイ)』……ゴーゴリ 『黒衣の僧』……チェーホフ 『カリオストロ』…アレクセイ・トルストイ(←別人です)
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