1,800円以上の注文で送料無料

ほかに誰がいる の商品レビュー

3.2

35件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2022/09/22

図書館から借りた。これは後味悪いやつ。 捉え方によってはハピエン? 同性に惹かれて徐々にエスカレートして狂っていくのが痛い。名前書いてるくらいまでは、痛いけど穏やかな気持ちで読めた。 タイトル回収のところ(p.182)はめっちゃ好き。

Posted byブクログ

2022/04/09

偏愛みたいな何かに突き動かされて、文字通りなんでもやる話。 異常じゃないか、という言動が目立つのだけど、おそらくちゃんと社会生活を送っていたり、俯瞰して自分を判断できている様子があって、それがいっそう不気味な感じ。 細かく章が分割されていて、さらさら読めて次々展開していく。先はず...

偏愛みたいな何かに突き動かされて、文字通りなんでもやる話。 異常じゃないか、という言動が目立つのだけど、おそらくちゃんと社会生活を送っていたり、俯瞰して自分を判断できている様子があって、それがいっそう不気味な感じ。 細かく章が分割されていて、さらさら読めて次々展開していく。先はずっと予想できなかったし、ラストもまた予想外に終わった。 あと、「天鵞絨」という表記は確かにぴったりな気がする。

Posted byブクログ

2017/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

装丁に惹かれて読んだ。鈴木成一デザイン室。表紙の印象通りの繊細な女の子の話。魂の片割れが女の子だったらどうするか、ラストがとても女の子らしい

Posted byブクログ

2015/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初めて読んだ朝倉さんの作品。 とても衝撃的な内容でずっと心に残り、朝倉かすみさんにはまるきっかけとなった作品。 今もずっと朝倉作品の中で一番好き。

Posted byブクログ

2015/04/12

2015.4.12 読了 なんか よくわからん話だったなぁ 女子中高生の ありがちな うまく 距離をとれない付き合い方を 描いてるんだと思ってたけど、 だんだん 話の趣きが変わってきて。 救いようのない展開で、 読後感は あまりよくなかった。。。

Posted byブクログ

2013/02/06

恋愛もので、ホラーで、サスペンスで、最後は童話だった。「ほかに誰がいる」のフレーズのところ、切なすぎて涙。

Posted byブクログ

2012/04/17

「読み始めたら、とまらない。」とあったので、読み始めたら、ズブズブと沼にハマっていくような…。 女同志の友情?愛情?のお話なんですが、主人公のえりの思いが深すぎて、破滅へと突き進んでいく。 なんだかとってもコワイ話なんですが、読み終わったら、なぜがスッキリした感あり。 なんとも不...

「読み始めたら、とまらない。」とあったので、読み始めたら、ズブズブと沼にハマっていくような…。 女同志の友情?愛情?のお話なんですが、主人公のえりの思いが深すぎて、破滅へと突き進んでいく。 なんだかとってもコワイ話なんですが、読み終わったら、なぜがスッキリした感あり。 なんとも不思議な物語でした。 朝倉さん作品は2作目でしたが、次も読んでみようかな…。

Posted byブクログ

2012/03/18

「あなた」との繋がり それを取り巻く妄想 妄想が現実となり、現実が悲劇となる 想いが強ければ強いほど、実現される…?

Posted byブクログ

2012/01/08

中山可穂さん系の内容だと聞いていたのでずっと読みたかった本。 主人公「えり」の「玲子」への愛は なかなかに狂気的。 愛って恐い。 玲子に彼氏ができるあたりは 切なくて良かったけれど、 えりのキャラクターはあまり好きになれなかった。 共感できるものでもなく。 でも展開は面白か...

中山可穂さん系の内容だと聞いていたのでずっと読みたかった本。 主人公「えり」の「玲子」への愛は なかなかに狂気的。 愛って恐い。 玲子に彼氏ができるあたりは 切なくて良かったけれど、 えりのキャラクターはあまり好きになれなかった。 共感できるものでもなく。 でも展開は面白かった! 先が予想できなくて、終わり方も 意外で良かった。 読後、後味は悪いですが、、 何でえりがこれ程までに玲子に 執着するのか、いまいち納得 できなかったので残念。 まあ「どうして?」って聞いたら 「ほかに誰がいる?」ってあっさり 返されるんでしょうけど(笑 愛は理屈じゃないってことか。 そうなのか。

Posted byブクログ

2011/12/29

序盤はまだ爽やか。少女らしい潔癖さもある。そこに、ちょいちょい狂気の片鱗が顔を出してくる。始めはそれに気づける。でも、だんだんとそれに気づけなくなる。そうなったらもうだめ。呼吸をするように主人公の狂気になじんでしまって、転げ落ちてゆくのを止められない……じわじわ、狂気が滲み出す、...

序盤はまだ爽やか。少女らしい潔癖さもある。そこに、ちょいちょい狂気の片鱗が顔を出してくる。始めはそれに気づける。でも、だんだんとそれに気づけなくなる。そうなったらもうだめ。呼吸をするように主人公の狂気になじんでしまって、転げ落ちてゆくのを止められない……じわじわ、狂気が滲み出す、百合小説。 しかし、ここまで生々しく落ちなきゃならなかったとは……。

Posted byブクログ