境界性パーソナリティ障害の精神療法 の商品レビュー
最近は発達障害の話が多く、BPDの話題を余り聞かなくなった。成田先生の著書を読んだことと、今度、スタッフ向けの学習会をするために、少し古い書籍ではあるが頭の整理のために読んでみた。BPDの研究の現状と精神病理、そして精神療法について述べられている。最後にガイドライン(案)としてま...
最近は発達障害の話が多く、BPDの話題を余り聞かなくなった。成田先生の著書を読んだことと、今度、スタッフ向けの学習会をするために、少し古い書籍ではあるが頭の整理のために読んでみた。BPDの研究の現状と精神病理、そして精神療法について述べられている。最後にガイドライン(案)としてまとめられている。BPDに関しては力動的な理解と力動的精神療法が中心となるが、「個人精神療法はそれのみに偏りすぎることなく、マネジメント、薬物療法、デイケア、家族援助、地域援助など他の治療や援助と組み合わせて行う必要がある。個人精神療法の技法では、治療目標の明確化、構造の設定と変更への留意、表出的技法と支持的技法の組み合わせ、行動化に対するその意味の理解と限界設定、直面化と解釈、治療者の限界の提示、逆転移の自覚と検討、治療者の積極性と情緒的応答性などが重要である」
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[図書館] 国会図書館関西館にて。 治療者向け。さまざまなケースの紹介が興味深い。自殺に終わってしまったクライアントのケースもある。
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