35歳からのおめでたスタンバイ の商品レビュー
私が「両立」という言葉に違和感を覚えるようになったのは、20代後半で子どもを産み、育てるようになってからだった。やってみたら、家事や育児をする自分と、仕事をする自分はそれぞれ別々に並び立って居るわけではなかった。生きるということの要素に子育てが加わっただけ。仕事をする私が出産し、...
私が「両立」という言葉に違和感を覚えるようになったのは、20代後半で子どもを産み、育てるようになってからだった。やってみたら、家事や育児をする自分と、仕事をする自分はそれぞれ別々に並び立って居るわけではなかった。生きるということの要素に子育てが加わっただけ。仕事をする私が出産し、出産したら育児がもれなく付いてくるのであれば、それはやっぱり実感として、「両立」ではなくて生きることと不可分のタスクだった。 というようなことは、産んでみて初めてわかったことだ。だから、様々な不安が胸を去来し、なかなか子どもを持とうと心を決めることができない女性がいることも十分に理解できる。ましてや30代後半になり、仕事上で相当な責任と成果を求められる立場となっていれば、何も考えずに産める人のほうが珍しいとも思う。 けれど「案ずるより産むが易し」という諺もある。たとえばそれがどんなことなのかは、この本を読んでみてほしい。(10/13/2006 NT12月号用原稿) といちお、お勧め本としての書評だからね、こんな風に書いてみたけど、わたしはこの本は個人的にはオススメできないなぁ、、、ゴーストが付いてたんだろうけど、なんというか、あまりにも浅い。どこを読んでも金太郎飴みたいに同じことが書いてある。こういう本を読んでほんとに励まされて産む女がいるとしたら、そういう女が育てる子どもって、怖いよなぁって思う。自分でちゃんと考える人なら、こういう本は要らない。なんの参考にもならない。自分の問題意識を自覚して自分で考えたらもっと深いところまで考えざるを得なくなると思うし、そしたらこんなに上っ面な本じゃどうにもならないと思うからだ。ええもう、ケチョンケチョンですよ。それが何か?(笑)
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