父親たちの星条旗 の商品レビュー
硫黄島の(2本目の)星条旗掲揚の写真の6人の人生を、その息子がまとめている。米軍側から見た激戦の島の様子が描かれると供に、戦争プロパガンダに駆り出される様も伝えている。 比較的客観的な記述が多いが、硫黄島の戦死者と東京空襲の民間人犠牲者を同じレベルで比較しており、やはり戦勝国視点...
硫黄島の(2本目の)星条旗掲揚の写真の6人の人生を、その息子がまとめている。米軍側から見た激戦の島の様子が描かれると供に、戦争プロパガンダに駆り出される様も伝えている。 比較的客観的な記述が多いが、硫黄島の戦死者と東京空襲の民間人犠牲者を同じレベルで比較しており、やはり戦勝国視点ではある。 余談だが、第5海兵隊のHPによると、著者の父ドクことジョン・ブラッドレーがかかわったのは1本目の掲揚であり2本目の掲揚は人物誤認とのことで、それを黙認させられた本人が多くを語らなかったのは当然のことか。
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同じ一つの歴史的事実に対して、別々の当事者には別々の視点があるということか。 日本人には残念ながら分からないことなのかも知れない。
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アメリカ側からみた「硫黄島の戦い」。 兵隊さん一個人レベルでの苦悩は日本人もアメリカ人も同じなのだろうと思う。 戦争って、戦後生き残った人にとってまさに「生き地獄」なのではないかと思う。記憶を封印出来る人はまだいいかもしれないが、英雄となり、武勇伝を語らなければならない状況に...
アメリカ側からみた「硫黄島の戦い」。 兵隊さん一個人レベルでの苦悩は日本人もアメリカ人も同じなのだろうと思う。 戦争って、戦後生き残った人にとってまさに「生き地獄」なのではないかと思う。記憶を封印出来る人はまだいいかもしれないが、英雄となり、武勇伝を語らなければならない状況におかれたら精神的な安静が保てなくなっちゃうのでは。。。。 戦地から一転して日常生活に戻れる人っているのだろうか。 よし、今度はそのへんの事情を調べてみるか。
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父親たちの星条旗はアメリカ側からみた硫黄島の戦いを描いたものだこれは映画化もされているがまだに身でいない。 ので読んでみた。最初アメリカ側は硫黄島などすぐに自分のものにできるだろうと軽い気持ちで攻め込んだ。しかし日本の戦い方はこれまでのとは違っていた。 そんな中4つある山の頂上に...
父親たちの星条旗はアメリカ側からみた硫黄島の戦いを描いたものだこれは映画化もされているがまだに身でいない。 ので読んでみた。最初アメリカ側は硫黄島などすぐに自分のものにできるだろうと軽い気持ちで攻め込んだ。しかし日本の戦い方はこれまでのとは違っていた。 そんな中4つある山の頂上にアメリカ軍は星条旗をかかげたのだ。
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戦争中のアメリカがあまりに華やかでびっくりした。 この平和な時代の日本に生まれてこれて良かったなあ、と思った。
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これも父親が差し出してくれたもの。あまり面白くはなかった。重みが薄いと言う感じ。いろんなことが散文的に書いてあったり。ただ、ありがちなアメリカ視点で日本兵を悪し様に書いていないので好感はもてる。でも、これを元に映画化というのは不安・・・
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クリント・イーストウッドによる映画化で話題。硫黄島に星条旗を掲げた戦士の息子によって、あの戦いが淡々とつづられていく。それは決して強いアメリカの華々しい勝利ではなかった。そして6人の戦士たちの人生が決して「英雄」的では無かったとも。父親が生きている間決して語らなかった硫黄島での日...
クリント・イーストウッドによる映画化で話題。硫黄島に星条旗を掲げた戦士の息子によって、あの戦いが淡々とつづられていく。それは決して強いアメリカの華々しい勝利ではなかった。そして6人の戦士たちの人生が決して「英雄」的では無かったとも。父親が生きている間決して語らなかった硫黄島での日々、10代〜20代の青年が何のためにその命を懸けたのか。攻める者と守る者、何万もの尊い命と引き換えに世界は何を手に入れたのか。「君たちが家に戻ったらぼくたちのために、家族にこう伝えてくれるかい君たちの明日のためにぼくたちは、ぼくたちの今日をあげだんだよと」私たちはあの過ちを繰り返さないためにするべきことがある、再び尊い命を戦場に送り出さないためにしてはいけないことがある。日本の側から描いた硫黄島も読む予定。
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