いつまでも、鰐 の商品レビュー
予想してなかった展開に思わず「え!」って声出た。好きなものを自分に取り込みたいという欲望、いざ自分のものになったら退屈してしまうということ、いなくなってから分かる尊さがあるということ、短い物語の中でぐるぐる考えさせられた。
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- ネタバレ
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最初に読んだとき、ナンダコレと思ったものの強烈な印象を残した。その頃まだ給与も今より少なくて、おずおず本屋の書棚に返した。 しかし時差で(あの本は買いだったのでは)と思い直して後日本屋へ行くと売り切れていた。 それから時が経ちゴールデンウイークに帰省したら地元の本屋で再開、嬉々として手に取りレジへ。 装丁は鰐皮を思わせるざらつき、表紙の色味は浮世絵のように見える。フランスの医師が絵も文も書いた絵本。 エゴの強い鰐が曾孫を食べ恋人を食べその度にくだらない言い訳をするので笑ってしまう。孤独になった鰐は飢え死にしようとするが人間に神格化され生贄を差し出されるとついぺろりと食べてしまう。生贄は毎日与えられ、鰐はいつまでも生き続けることになる。鰐にも人間にも皮肉の効いた結末はフランスらしい。
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大人の絵本 装幀が良い 棟方志功の「レオポルド・ショヴォーの絵画にある清潔性就いて」が絵画だけでなく作品すべてを短文で明確に語っていて素晴らしいと思う
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個人的にライフワークとして「食べる」と「愛する」ことの密接な関係を見いだして調べたり記録したりしている中でも、かなり特異ながら確実に何かの結果をもたらしてくれそうな絵本。子供にはトラウマな内容かもしれない。表紙でいきなりワニがワニを食べているのが凄い。 絵本パート、仏語パート、原...
個人的にライフワークとして「食べる」と「愛する」ことの密接な関係を見いだして調べたり記録したりしている中でも、かなり特異ながら確実に何かの結果をもたらしてくれそうな絵本。子供にはトラウマな内容かもしれない。表紙でいきなりワニがワニを食べているのが凄い。 絵本パート、仏語パート、原文翻訳パートの三つ?で構成され、非常に有意義に読める絵本。
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20080308/絵は山村浩二なのかとおもってたら、レオポルド氏自身なのか? 映画見てから見た。旧訳も見たい。
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読んだあとの後味の悪さ こんな感覚の絵本は初めて読みました あなたが一番大切なものは やっぱりあなた自身ですか? …ですよね、きっとそれが真実
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