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銀天公社の偽月 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2021/10/04

速読、斜め読みを基本とする自分には合わなかった。 けれど、時間が際限なくあるならば、一文一文を噛み締め、想像することで新たな世界に行ける可能性を持ったものなのだと思う。 時間に追われる自分が悲しいので、いつかまた、ということにしておきましょう。

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2012/05/04

短編を読み進めて行くうちに世界観が少しづつ分かってきて面白いです。不思議な名前、形状の動物、食べ物、椎名誠のSFは、懐かしいのと不思議とが混ざっていて癖になります

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2012/03/04

椎名誠のSFを本当に久しぶりに読んだ。 アド・バードは、今でも一番好きな日本のSFだ。 世界観は相変わらず、おもしろいけど。 なんだか久しぶりに読んだら、不思議な漢字生き物名前がひとつひとつ引っ掛かっちゃってスッと世界に入り込めない自分がいた。

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2015/07/06

椎名誠は初めて読んだんですが、なんとも独特な世界ですね。やたらと漢字の連なる名称が面白くて、それがどんなものか想像するのが楽しかったです。大人のファンタジーとでもいいましょうか…殺伐とした感じは『吸血鬼ハンターD』の世界に通じるものがあるかなと思った。

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2009/10/07

戦争が起こった未来、脂雨が降り河川は汚れ生物の奇形がそこら中にはびこる世界。戦争に使われたつがねという人間兵器。人が死ぬのに慣れた人々たち。 何コレってのが正直な感想。付いていけなかったけどなんとか読みきった。わざと小難しい言い回しをしてるところとか精神的にぐったり・・・

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2009/10/07

脂まじりの雨が降る街を巨大な人工月が照らし出す。月の回転と連動して ゴンドラが動く-。ここではないどこかで、あなたかもしれない誰かが、今日 もひっそりと暮らしている。シーナワールド全開のファンタジックなストーリー。

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2011/08/19

アドバード・水域・武装島田倉庫などに連なる異様な世界を舞台にした短編集。もちろん、これらの世界がひとつの軸線上にあるのかどうかも判らない世界。長い大きな戦争は決着をみないまま終結したらしい。この世界では、人間と表記される生き物も現代の我々のそれと同じ形態なのかどうかも定かではない...

アドバード・水域・武装島田倉庫などに連なる異様な世界を舞台にした短編集。もちろん、これらの世界がひとつの軸線上にあるのかどうかも判らない世界。長い大きな戦争は決着をみないまま終結したらしい。この世界では、人間と表記される生き物も現代の我々のそれと同じ形態なのかどうかも定かではない。異常な生物と非生物が跋扈する世界。普通だったらお膳立ての済んだところで、レジスタンスが政府軍と戦ったり、異常な世界で恋愛が立ち上がったりしそうなところだが、本作の短編群では、主人公の周囲半径10m以内の日常を描くに留めるところが《100年後の純文学》といわれる所以だろうか。最後の1編だけは書き下ろしで、雰囲気が全然違って違和感あったのだが、ここにも銀天公社の偽月は昇るのであった。

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2012/02/18

砲艦・銀鼠号の続編?〜同じ世界を舞台とする短編集。生化学兵器が使用された後の世界は生態系が破壊され,生き物の姿は変化し,人も姿が変わっている。ミュータントも出現。脂雨が降り,人工の月が空を動く。兵士は通常の人の3倍はある姿で,複数の人間の身体と頭脳が融合している。海面は上がり,陸...

砲艦・銀鼠号の続編?〜同じ世界を舞台とする短編集。生化学兵器が使用された後の世界は生態系が破壊され,生き物の姿は変化し,人も姿が変わっている。ミュータントも出現。脂雨が降り,人工の月が空を動く。兵士は通常の人の3倍はある姿で,複数の人間の身体と頭脳が融合している。海面は上がり,陸地であった場所も脂まみれの海に沈んでいる。〜砲艦鼠号は主人公がいたが,この本では描く人物を換えた短編集になっている。まあ,世界観が安定してきたかなって気がする。ただ・・・彼の描くSFでは,ぬめぬめ,ぬらぬら,どぼるぼごる,という繰り返しが多く,これはエッセイも同じ傾向があって,落ち着かない。

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