旅の民俗学 の商品レビュー
鎖国前の日本人はどんどん海から外国に出ていたということに特に驚いた。タイ中部の農村に何百年も前、日本人女性が伝えた鶏卵素麺とお赤飯にごま塩かける習慣が残っているとは!
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読んでいてホノボノとする本。 宮本常一さんと、色んな学者さんやら作家さんやらと対談したものを蒐集したものです。 宮本さんがまだ存命だった1970年代のものがほとんどで、話の内容として古くさい物はあるものの、日本中を隈無く廻った時の熱意がよく伝わってきました。
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個人的には騎馬民族説の江上波夫氏との対談が面白かった。 対談中「今」と出てくる時代が今より30年以上前なので、読者はその後も知っているだけに考え深い。
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歴史の本には書かれないであろう民衆の姿を求めて、日本を旅した宮本常一。著作を初めて読みましたが対談形式ということもありとても読みやすかったです。 東京に生活しているとお金を落とすという仕組みに自分自身が毒されていて旅先でも同じような行為をしてしまいがちですが、私たちは大事な何かに背を向けて、お金では得ることのできないものに無頓着に生きてきてしまったんではないだろうか、と深く考えさせられました。
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宮本常一の対談集。旅について述べたものであり、かつ地域振興に触れたものもあるので、個人的にはとても面白かった。
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