ウィークエンド・シャッフル の商品レビュー
ブラックユーモアたっぷりで痛快な作品だった。軽ーく読めるけど、皮肉や示唆に富んだ文章も沢山出ててきて面白かった。
Posted by
久々の筒井康隆。かなり昔の作品なので言い回しが古かったり、話の展開がそれほど斬新ではなくなっていることに少し戸惑いを感じる。時代の流れってやつか。 それでも、性行為を大胆な手法で描写するのはなかなか面白かったし、筒井康隆っぽさも存分に味わえた。
Posted by
最高です。筒井康隆ワールド全開の短編集じゃなかろうか。「弁天さま」での伏字の使い方には抱腹絶倒してしまった。他に「旗色不鮮明」「ジャップ鳥」がお気に入り。
Posted by
2015年11月2日読了。筒井康隆による、エログロナンセンスに社会風刺にまみれた短編集。巻頭の「佇むひと」はじめ、いくつかの短編は他の本でも読んだことがあった。当たり前のようにスラプスティックに移行していく展開や、著者の過剰なバイタリティーを感じる描写が圧倒的で、面白い。日本の政...
2015年11月2日読了。筒井康隆による、エログロナンセンスに社会風刺にまみれた短編集。巻頭の「佇むひと」はじめ、いくつかの短編は他の本でも読んだことがあった。当たり前のようにスラプスティックに移行していく展開や、著者の過剰なバイタリティーを感じる描写が圧倒的で、面白い。日本の政党や宗教団体を揶揄した『旗色不鮮明』など、よう書くわなーと思うような作品も多く、読んでいてハラハラさせられる感覚もこの著者ならではか。
Posted by
『旗色不鮮明』で政治団体名を痔民党、斜会党、公迷党(創禍学会)、凶産党(垢旗)と揶揄しているのだが、この短編を読んで夜中一人で爆笑するわたしであった(笑
Posted by
表題作は秋吉クミコ、泉谷しげる出演で映画化されてるのみた。秋吉クミコ 乳房あらわに熱演。とても得した思い出がある。ドタバタ悲喜劇。評論すべきところはない。巻頭「佇むひと」とてもせつなくって、読後ひきずる。
Posted by
筒井康隆のショートショート。 ショートショートという呼び方は星新一だけかもしれないが。 相変わらずの作品群。 特に佇む人の哀愁感がすごい。 あんまり反抗的だとさなぎセンターにつれていかれます。
Posted by
語り出しはごく普通の社会の一幕に見えて、当たり前のように異常な状況が割り込んでくる。 しかし、その本質は社会風刺であり、しかも、対象は現代のそれであるような印象を与える。 人は選びそうな本
Posted by
脈絡がない娯楽本・・・・・・と 一見そう思わせて、それぞれに深いテーマを隠し持っている娯楽小説。 書きたい事が書けない社会。 世代を超えて、引き継がれ、繰り返される悲しみ。 迎合しながら生きていく人間。 ウィットに富んだシュールなジョークを交えつつ、 敢えて、重い...
脈絡がない娯楽本・・・・・・と 一見そう思わせて、それぞれに深いテーマを隠し持っている娯楽小説。 書きたい事が書けない社会。 世代を超えて、引き継がれ、繰り返される悲しみ。 迎合しながら生きていく人間。 ウィットに富んだシュールなジョークを交えつつ、 敢えて、重いテーマを軽々と書き上げているのだと思う。 筒井康隆さんの知性の高さがかいま見れる一冊。 うるさい繁華街の週末の深夜のざわめきを BGMにしながら、読むのにおすすめ。
Posted by
相変わらず強烈だなぁ、とは思うものの、さすがにこれだけ読むとだいぶ耐性もついてきた。表題作のような家庭内ドタバタ系統は未だにちょっと苦手。
Posted by
- 1
- 2