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ディープでふしぎなハワイのおはなし の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2020/03/12

先に読んだ「東大助教授の書いたハワイの歴史物語」は「客観的なハワイ」「ハワイの概要」という感じでしたが、こちらはハワイの元貴族という家柄出身の女性の書いた「主観的なハワイ」「私のハワイ」という感じ。 これはこれでおもしろかったけれど、近所のおばちゃんの語るおばちゃん自身の物語、と...

先に読んだ「東大助教授の書いたハワイの歴史物語」は「客観的なハワイ」「ハワイの概要」という感じでしたが、こちらはハワイの元貴族という家柄出身の女性の書いた「主観的なハワイ」「私のハワイ」という感じ。 これはこれでおもしろかったけれど、近所のおばちゃんの語るおばちゃん自身の物語、という感じで、非常に「狭い」印象だった。 (しかし、読んでから時間がたっているので、早くも記憶がウッスラとし、自分の感想にやや自信がない・・・) なんとなく、「平和を愛するハワイ! ピースフルな民族!」という気持ちが著者の中に確固としてあるような気がしたが、書いてある歴史などはどちらかというと血なまぐさく、世界中でよくある「外から来た征服者」が思いっきり自分の身内に都合の良い歴史語りを展開している、という状態になっていて、私のツッコミたがりな性格がむずむずし、モヤモヤ感が多少あった。 しかし、高官の一族出身だからこそ書ける話も多く、そのあたりは非常に興味深かった。 で、ここから先は完全に余談ですが、この本を読み終わって、次にたまたま図書館の順番が回ってきたジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」を読んでいるところですが、しょっぱなに「平和の民と戦う民の別れ道」の章でポリネシアの民族の事例が出ていて、非常に面白かった。 住民が平和を愛するかどうかというのは生物学的な違いからではなく、環境による違いから造られていったというあたり、目からウロコで、めちゃくちゃ興味深かった。 読みながら、この「ディープでふしぎなハワイのおはなし」の歴史の部分が思い出され、事実というのは見方によってずいぶん変わるよなぁ、おもしろい、とつくづく思った。 「私たちは平和を愛するおとなしい民族よ」なんていう考え方(日本人に大変多く見られるが)は、ずいぶん眉唾ものだし、他民族との根拠のない差別を生むという意味では少々危険だとも思った。(注・もちろんこの本もそんな選民的なことは全く言っていません)

Posted byブクログ

2012/05/06

 ただのリゾートじゃない!!ひょっとしたら第二の故郷かもしれないHAWAII。空気、音、におい…すべてが歓迎してくれているよう…そんなHAWAIIのお話…ますますHAWAIIが好きになる!!

Posted byブクログ