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クラシック名盤ほめ殺し の商品レビュー

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2009/10/04

気分転換に、クラシック音楽に関する本を読んでみました。特徴のある演奏のCDを天使と悪魔の会話という形で面白く、かつちょっと過激に紹介しています。比較的名盤と言われているものと、ゲテモノに近い演奏のチョイスが面白いし、過激なコメントもあって私的には楽しめました。 たとえば、ムラ...

気分転換に、クラシック音楽に関する本を読んでみました。特徴のある演奏のCDを天使と悪魔の会話という形で面白く、かつちょっと過激に紹介しています。比較的名盤と言われているものと、ゲテモノに近い演奏のチョイスが面白いし、過激なコメントもあって私的には楽しめました。 たとえば、ムラヴィンスキー指揮&レニングラード・フィルが演奏するバルトークの「弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽」を「まさに、キチガイが刃物を振りかざして、白昼の商店街を猛スピードで駆けまわるような演奏」と表現するような凄い本です。そのほか、国語の入試問題のような形にしたり、取扱説明書の形や、CDを燃やして燃え方を比べたりと本当に奔放な書き方をしています。特に、レナード・バーンスタインがたった1回だけベルリン・フィルを振ったマーラーの交響曲第9番のCDでは、カラヤンとバーンスタインを産休のスパルタ教師と自主性を重んじる臨時教師に例えた話は面白かったです。 かなりハチャメチャな書き方をしてますが、そのCDを聴いたことがある人からすれば、妙に納得する部分も多くて感心してしまいました。

Posted byブクログ