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ニコチン・ウォーズ の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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映画化作品公開に併せ…

映画化作品公開に併せて文庫化した形跡が有る(誤解だったら申し訳ない)のだが、ならば表紙は映画の写真を使い改題しても良かったろうに…と残念。作品はと言えば、可もなく不可もなし。全体として映画化された作品の方がテンポも良く面白い。話の展開は両者別物なので好みの問題になり、多くは語らな...

映画化作品公開に併せて文庫化した形跡が有る(誤解だったら申し訳ない)のだが、ならば表紙は映画の写真を使い改題しても良かったろうに…と残念。作品はと言えば、可もなく不可もなし。全体として映画化された作品の方がテンポも良く面白い。話の展開は両者別物なので好みの問題になり、多くは語らないが纏まっていたのはやはり映画だろう。また表現としては小説としての長所が生かされていない気がする。箸より短いラーメンが丼に山盛り出て来た感じで、ブツブツと細切れで充実感が無い。討論のシーンなどアッサリし過ぎていて創作するコ

文庫OFF

2013/02/17

1980〜90年代のアメリカでの喫煙擁護のスポークスマンが主人公の物語。フィクションみたいだけれどアメリカの風土が感じられる。そこそこ面白い。前提となる知識がキリスト教の事だったり、ローマの事だったりするので、文化的背景が違うんだなと思った。

Posted byブクログ

2012/09/23

映画「サンキュー・スモーキング」の原作である。 舞台は1990年代のアメリカ。主人公のニック・ネイラーはタバコ研究アカデミーの主任スポークスマンであり、タバコ業界の主張を代弁する仕事をしている。その彼がタバコ反対派と繰り広げるディベートや議論の応酬を面白おかしく描いている。およ...

映画「サンキュー・スモーキング」の原作である。 舞台は1990年代のアメリカ。主人公のニック・ネイラーはタバコ研究アカデミーの主任スポークスマンであり、タバコ業界の主張を代弁する仕事をしている。その彼がタバコ反対派と繰り広げるディベートや議論の応酬を面白おかしく描いている。およそ20年前の話なので登場する政治家や映画俳優に馴染みがなく、調べないと実在する人物なのか分かりにくい。その点、映画では上手く現代に合わせていると思う。 映画を観賞した後に読むと登場人物のイメージが容易で読みやすい。ただ結末は異なるので、そのイメージのまま読み進めるとまんまと裏切られることになる。映画はニックと息子との関係を描いたヒューマンドラマ・コメディだったが、原作は風刺色が強く、ミステリー風な作品に仕上がっている。ブラックユーモアは最後のあとがきまで光る。とても面白い。

Posted byブクログ

2011/08/09

タバコ業界のスポークスマンであるニックが罵られ、蔑まれ、命を狙われながらも果敢にタバコのために戦う話。 …タバコのためと言うのは違うか。 主にはローンのため。自分のため。口先三寸で嫌煙運動家たちと渡り合っていく様は、ちょっとカッコイイほどブラックだ。 ニックがどこまで行くのか、...

タバコ業界のスポークスマンであるニックが罵られ、蔑まれ、命を狙われながらも果敢にタバコのために戦う話。 …タバコのためと言うのは違うか。 主にはローンのため。自分のため。口先三寸で嫌煙運動家たちと渡り合っていく様は、ちょっとカッコイイほどブラックだ。 ニックがどこまで行くのか、読みながらワクワクしてしまう。 そしてエピローグのオチ。うん。口先男にふさわしい終わり方なんじゃないかと思う。 エンターテイメントとしてよくできていたと思う。ただ、自分がタバコアレルギーなので点数は低めにしてみた。

Posted byブクログ