ゆりかごで眠れ の商品レビュー
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凄絶な少年時代を過ごしながらも、コロンビア・マフィアのボスにまで上りつめた日系二世のリキ・コバヤシ・ガルシア。この日常に馴染めずも生きる、元刑事・若槻妙子。リキなしには生きていけない元浮浪児・カーサ。組織の中で歪み、すり潰されていく刑事・武田。ラティーノの殺し屋・パパリトとパト―。血と喧騒の中を、全速で駆け抜けた男達を描く感動巨篇。
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最初は面白さがわからなかったが、コロンビア麻薬マフィアのリキ・小林が魅力的に描かれ、いつの間にかぐっと物語に引き込まれた。
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少女カーサが出てくることで他の垣根小説と少し違うテイスト。他の方もゆっておられるが、子ども出すのずるい。その子どもの無意識のずるさは小説内にも出てきて、確かに興味深い話ではあるよね。南米からはじまり、日本で事件を起こすあたりお得意の感じでぐいぐい読ませます。普通の人に憧れるニヒル...
少女カーサが出てくることで他の垣根小説と少し違うテイスト。他の方もゆっておられるが、子ども出すのずるい。その子どもの無意識のずるさは小説内にも出てきて、確かに興味深い話ではあるよね。南米からはじまり、日本で事件を起こすあたりお得意の感じでぐいぐい読ませます。普通の人に憧れるニヒルな彼女や、何よりもクルマが大事な彼が出てくるあたりも垣根小説お馴染みの感じ。設定世界観すごくいいんですけど、シュッと終わってしまうのが勿体無い。南米編はすごくよかった。ブロッコリーとか石鹸とか歯磨きとかいいシーンに出てくるのがそうゆう日常の可愛らしいものなのが印象的。面白かったけど、すすめるならワイルドソウルだな。ワイルドソウルでハマった人は勝手に読むだろうし、そうゆう小説。垣根さんらしさは詰まってます!!
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著者の得意な南米をメインにしたストーリー。コロンビアマフィアの残忍さと義理がたさ、そし執念深さには脱帽だ。しかし、将来において安穏の日々は無い。いつか、裏切られたり報復を受ける。太く、短い生涯。世の中は貧困からでも誠実に努力することで道が開ける社会であることが重要だ。
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ワイルドソウルにはまったので、垣根涼介のブラジルものを読みたくなって借りてみました。 これもなかなかおもしろいです! やっぱブラジル移民のバックグラウンドはついつい興味引かれちゃうな。 警察側とリキ側が絡み出す後半からは止まらなくなります。 でも残念ながら、ワイル...
ワイルドソウルにはまったので、垣根涼介のブラジルものを読みたくなって借りてみました。 これもなかなかおもしろいです! やっぱブラジル移民のバックグラウンドはついつい興味引かれちゃうな。 警察側とリキ側が絡み出す後半からは止まらなくなります。 でも残念ながら、ワイルドソウルよりもキャラクターの魅力がうすいかなー。
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悪くないのだが。悪くないのだが、マフィアボスの癖に主人公のリキが善人過ぎる。垣根の作品は南米モノが多いがこれもそう。そうして無理な設定の主人公や登場人物に共感が持てない。
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普通のコロンビアマフィアのお話かと思ったら、レオンっぽかった。 ベースはコロンビアマフィアのボス、小林リキが日本警察に捕まった仲間を助ける話。 部下1人、どれだけ時間と金がかかっても必ず助け出すってゆー心情が良いね! リキは超カッコいい! けど、なんだか、姿かたちがイメージしにく...
普通のコロンビアマフィアのお話かと思ったら、レオンっぽかった。 ベースはコロンビアマフィアのボス、小林リキが日本警察に捕まった仲間を助ける話。 部下1人、どれだけ時間と金がかかっても必ず助け出すってゆー心情が良いね! リキは超カッコいい! けど、なんだか、姿かたちがイメージしにくかった。 他の部下の話の方が入り込みやすかった。 元刑事の女、妙子が嫌いだった。 理由は上手く説明できないけど、日本でぬくぬく育ってて、なんでそんなに荒んでるのか意味がわからない。 垣根さんの作品はヒートアイランドシリーズと、ワイルドソウルとこれを読んで、 この人の作品は好きだなって思ったけど、垣根さん自体はたぶん好きになれない感じがした。 今までは作品がスキだったらその人にも好意を寄せていたけど、 垣根さんはなんか好意的に思わない。 これまた理由はわからないけど、本を読んでてそう感じた。 ちょっと嫌な表現は「女は子宮で物事を考える」ってゆー表現が受け付けなかった。 表現は自由だけど、嫌悪を感じた。 でも、この本は入り込みやすかったし、ちょっと泣ける部分もあった。
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主人公、リキ・小林が生まれ育ったコロンビアという土地と コロンビアマフィアの社会的影響力の強さに驚きました。 愛は十倍に増悪は百倍にして返すというコロンビア人の 人柄は温かいようで永遠に終わらない復讐の連鎖 特にマフィア社会は過酷で誰もがいつかは殺されると思っている それだけの...
主人公、リキ・小林が生まれ育ったコロンビアという土地と コロンビアマフィアの社会的影響力の強さに驚きました。 愛は十倍に増悪は百倍にして返すというコロンビア人の 人柄は温かいようで永遠に終わらない復讐の連鎖 特にマフィア社会は過酷で誰もがいつかは殺されると思っている それだけの事をしているんだけど、そうしないと自分達が生き残れない世界。 次々に人が亡くなって行く現状に何かの感情を 欠落した気分になってきます。 リキ・小林の人物像はとても魅力的に描かれていて 過去のコロンビア時代のお話もとても興味深く読めましたが 現在の日本でのストーリーと日本人の登場人物、リキ・小林に 少し物足りなさを感じました。
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コロンビアマフィアの殺し屋、パパリトが日本で警察に逮捕された。組織のボス、リキはパパリトの奪還に乗り出す。浮浪児のカーサ、組対課の刑事の武田、元刑事の妙子。
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おもしろかったのだけど、ワイルドソウルほどじゃなかったので、点は辛目。コロンビアという国のありかた、貧富の差、麻薬シンジケート、知らないことがわかるのはよかったけれど、垣根さん自身書きたいことがいっぱいありすぎて筆が走ってるとこがあるように思う。本文というか、話の内容とのバランス...
おもしろかったのだけど、ワイルドソウルほどじゃなかったので、点は辛目。コロンビアという国のありかた、貧富の差、麻薬シンジケート、知らないことがわかるのはよかったけれど、垣根さん自身書きたいことがいっぱいありすぎて筆が走ってるとこがあるように思う。本文というか、話の内容とのバランスが悪いのかなあ。ラティーノ・ラティーノ(取材日記)で元ネタなどを読んでしまっているので、元ネタの方がインパクト強かった(だって事実だ)のも影響してるかも。でも、リキはかっこよすぎるほどかっこいいからまあいいか。
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