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おじいちゃんは水のにおいがした の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2022/07/17

琵琶湖の水の恵みを受けて琵琶湖と共に暮らす人々の写真絵本。今も外と中をつなぐ「かばた」のような風習が残っていること、それが人々の暮らしや思想に深く密着していることに驚く。でも本当はそういうことなんだよね。琵琶湖の水が生活の中にある。生活の中にある自然が目に見えづらくなったことで失...

琵琶湖の水の恵みを受けて琵琶湖と共に暮らす人々の写真絵本。今も外と中をつなぐ「かばた」のような風習が残っていること、それが人々の暮らしや思想に深く密着していることに驚く。でも本当はそういうことなんだよね。琵琶湖の水が生活の中にある。生活の中にある自然が目に見えづらくなったことで失われたものがどれだけあるのか。自然と共にあることを忘れないように。恵み。

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2020/08/21

水のにおいのするおじいちゃん。どんな人なんだろう?自然とともに暮らす三五郎さんの生活の様子は、数少ない日本の原風景でもあり、日本にもまだこういう場所があるのかと感動します。写真と文章の組み合わせもとてもよく、すっと風景の中にひきこまれます。読んでいると心地よくなり、大事に読みたく...

水のにおいのするおじいちゃん。どんな人なんだろう?自然とともに暮らす三五郎さんの生活の様子は、数少ない日本の原風景でもあり、日本にもまだこういう場所があるのかと感動します。写真と文章の組み合わせもとてもよく、すっと風景の中にひきこまれます。読んでいると心地よくなり、大事に読みたくなる一冊でした。

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2018/01/28

自然と生きる漁師の知恵と工夫と謙虚な生き方 。 彼らの生活には自然を生かすための理由がある。 かばた とは、なんて豊かな建物なのだろう。

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2015/07/08

娘の教科書に載っていたのと同じ著者であることから手に取った。 水と共生する豊かな郷土の暮らしが写真から伝わってくる。 琵琶湖は汚れているイメージがあったのだけど。

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2012/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

滋賀県 新旭町。漁師の田中三五郎さん。漁師と言っても、自分たちが食べるぶんだけ魚を捕る「おかずとり」の漁師だ。三五郎さんは琵琶湖の藻を掃除する。すると、水の循環もよくなり、魚も行き来し、水鳥も喜ぶ。 昔ながらの家では、川に「かばた」を作り、そこで野菜を洗い、食器なども洗う。綺麗な水と密着した生活。 ヨシが色づいてきて、冬になる。早春には、刈って干していたヨシを焼き、そのあと、新しい芽が顔をだす。 自然とともに、自然に感謝して生きる。 そこに余分なものは何もない。 こんな余生がおくれるといい。

Posted byブクログ