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孟嘗君(5) の商品レビュー

4.2

26件のお客様レビュー

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斉の名宰相孟嘗君の物…

斉の名宰相孟嘗君の物語り最終巻。今までどうなるかと思った白圭びいきの展開も、この巻に入りやっと孟嘗君の名宰相っぷりが発揮されます。最初の頃の時代劇っぽさがなくなり、完全歴史物に。

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風洪が死ぬ直前に語る…

風洪が死ぬ直前に語る言葉に号泣します、、、。「孟嘗君」は全五巻ですが、本当に面白いので一気読みできます。是非五巻の感動名場面に立ち会ってください。

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全5巻にわたる孟嘗君…

全5巻にわたる孟嘗君の最終巻です。最後まで面白いので読んでくださいね。

文庫OFF

2022/01/29

自分に全く馴染みのない戦国時代の話だったが、文章が非常に読みやすく、一気読み。 難しい読みの名前や地名に、必ずページの最初に出てくる難読漢字にはルビが振ってるのが親切。

Posted byブクログ

2021/05/05

白圭、田文といった登場人物が魅力的で一気読み。戦国の世で、仁義や調和を信念とした孟嘗君がとても魅力的だった。

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2020/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

斉の君主の家に生まれながら、魏の宰相となり、斉の宰相となり、秦の宰相となる中庸の人田文。 最後に出てきた馮緩が田文と洛芭の子だと暗示されるのもそうだけど、登場人物が濃密に関わり過ぎなところが、吉川英治っぽいなと思う。それは非現実的ではあるけど、フィクションとして面白い。 五巻まで読んで、やっと少しずつ国と人が結び付けられるようになった。 魏にいたのが龐涓や恵王や公子緩で、鄭両がいたのもここ。 秦は最初に風洪が風麗たちを連れて行ったところで、孝公が公孫鞅に律令を作らせ、徹底的な法治政治が行われた。が、人情に欠ける国になり、宰相の孟嘗君を追って鶏鳴狗盗の故事を生んだのもここ。 楚は他国と一線を画している感じ。秦に絶対的に敵視されている。詐りが多く信頼がない。 周はかつての中心。白圭が商売で成功するのはここ。 楚の屈原や、宋王に追われて田嬰と田文に守られた孟子、趙の胡服騎射など、国語や世界史で聞いたことのあるワードもちらほら。 

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2019/01/04

請われて各国の宰相を歴任、という人物もさりながら、それを許容する国の懐の深さに驚かされる。 COOやCEOがライバル企業にポンポン転職するようなもんだけど、世界目線だと、日本が異質なのかな〜、と考えさせられる。 ついでに、5月5日生まれの子供は親殺し、という冒頭のエピソードは特に...

請われて各国の宰相を歴任、という人物もさりながら、それを許容する国の懐の深さに驚かされる。 COOやCEOがライバル企業にポンポン転職するようなもんだけど、世界目線だと、日本が異質なのかな〜、と考えさせられる。 ついでに、5月5日生まれの子供は親殺し、という冒頭のエピソードは特にフックにならないんだー、という物語全体への素朴な驚きも。そして不思議と読了が5月5日。

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2018/09/04

大国・小国が入り乱れる戦国時代を仁義をもって駆け抜けた孟嘗君。孟嘗君のような政治家は今の世の中に現れないものか。

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2017/09/23

全巻読破。最後までしっかり楽しめた。 師・孫臏の「天下万民のための宰相たれ」という遺言で魏・斉・秦の宰相をつとめる孟嘗君・田文。 白圭から受け継いだ「仁愛」の精神で施政を行い、孫臏から学んだ知略と食客たちの助力により困難を切り抜けていく。 激しい戦乱の時代ながら物語全体を通して実...

全巻読破。最後までしっかり楽しめた。 師・孫臏の「天下万民のための宰相たれ」という遺言で魏・斉・秦の宰相をつとめる孟嘗君・田文。 白圭から受け継いだ「仁愛」の精神で施政を行い、孫臏から学んだ知略と食客たちの助力により困難を切り抜けていく。 激しい戦乱の時代ながら物語全体を通して実に爽快でスケールが大きく登場人物たちが生き生きと描かれている。 特に前半は白圭の人間性、後半は田文の成長していく姿にすっかり引き込まれてしまった。覇道・栄達を目指す時代の中で全く異なるスケールの大きさと魅力を持った親子だ。 今まで中国ものの歴史小説は北方謙三ばかり読んできたが、これからは宮城谷昌光も選択肢に入れるようにしなければ。

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2016/01/31

今まで読んだ、宮城谷昌光の中ではナンバーワン。それは、キングダムを読んだ影響からかもしれないが笑 戦国のなんでもありのルールの中で仁を貫く主人公。しかしやはりかっこいいのは白圭であろう。商売の神様みたいなのだが、周りの中国人にきいても知らないのが悲しい。

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