孟嘗君(4) の商品レビュー
斉の名宰相孟嘗君の物…
斉の名宰相孟嘗君の物語り第四巻。やっと孟嘗君が頭角を現してくる。全巻中一番動きがあり激しい。
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孟嘗君の青年時代。よ…
孟嘗君の青年時代。ようやく孟嘗君が主人公らしくなってきます。世のため、民のために働くことに喜びを感じる孟嘗君、生まれながらに悲運な星のもとにある娘に恋情を抱く孟嘗君、孫氏の教えを見事に戦場で体現する孟嘗君とさまざまな顔が幾重にも重なります。一方、政治の世界も流転を続け、秦では孝公...
孟嘗君の青年時代。ようやく孟嘗君が主人公らしくなってきます。世のため、民のために働くことに喜びを感じる孟嘗君、生まれながらに悲運な星のもとにある娘に恋情を抱く孟嘗君、孫氏の教えを見事に戦場で体現する孟嘗君とさまざまな顔が幾重にも重なります。一方、政治の世界も流転を続け、秦では孝公の死に連動して商鞅が刑死。斉では孟嘗君の実父が権力闘争をくぐり抜け、ついに宰相の位へと上りつめます。次の最終巻が気になる怒涛の第4巻です。
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戦国時代の半ばになり…
戦国時代の半ばになりストリーは盛り上がってきてますよ。
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全五巻の為最終巻で感想。 前半のエピソードがあらかた回収され、いよいよ田文の物語が始まる。 生まれた時から追ってきているので、田文の成長がとても嬉しい。
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いよいよ田文の実力があきらかになってくるが、彼自身は、洛巴を探し求める。そうしている中、田文は、白圭の計略にはまり、また、思いがけないオファーが入り、彼の運命が動き出す。 3巻に続き、この4巻も中国歴史の名言が記載されている。これについても楽しみにしてほしい。
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戦国時代だけあってさまざまな国が手を結んでは戦う、権謀術数が渦巻く中、成長した孟嘗君がどう活躍するかに注目。
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斉の外交を担う田嬰の手腕が存分に発揮される巻。権力の中枢を狙う鄒忌との暗闘、周辺国との息詰まる腹の探り合い。 同盟・主従・静観・進軍。一歩間違えれば瞬く間に呑み込まれる乱世の過酷な勢力争いが繰り広げられる。 その頃、息子・田文は旅の空。周で大商人となった白圭の私財を投じた治水事業...
斉の外交を担う田嬰の手腕が存分に発揮される巻。権力の中枢を狙う鄒忌との暗闘、周辺国との息詰まる腹の探り合い。 同盟・主従・静観・進軍。一歩間違えれば瞬く間に呑み込まれる乱世の過酷な勢力争いが繰り広げられる。 その頃、息子・田文は旅の空。周で大商人となった白圭の私財を投じた治水事業に参加。その過程で自ら国家観、仁愛の意味を確立させていく。 そして運命の女性・洛芭との切ないロマンスも。 田嬰・田文親子がどうもギクシャクしてるのがなんとももどかしい。(お互いに認め合ってはいるのだが) 田文のフットワークの軽さと人柄は白圭の影響が大きいが、観察力の高さと時折見せる鋭さは田嬰の血だろう。 で、このままラスト1巻もイッキ読み!
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大きくなた田文は父田嬰に従い、仕事をするが、有るとき出奔し、育ての父白圭の元で黄河の堤防作りに専念する。 いろいろな業務を行い、人の使い方を覚えて、人智を養い大きくなっていく所は良い。そこで小さな女のことで悩むところがまた人らしい。 最後に王に褒賞を受けようとしたとき、女を捜し...
大きくなた田文は父田嬰に従い、仕事をするが、有るとき出奔し、育ての父白圭の元で黄河の堤防作りに専念する。 いろいろな業務を行い、人の使い方を覚えて、人智を養い大きくなっていく所は良い。そこで小さな女のことで悩むところがまた人らしい。 最後に王に褒賞を受けようとしたとき、女を捜して国を出てしまうところなんぞはいかにも一人の男だと思われて愉快になってしまう。 さて最後の5巻目 読むか!
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戦いはその先を見据えること、情報を如何に早く正確に入手すること、徳と信頼を得た集団を作ること。今のビジネス界と何ら変わらない。馬陵の戦いも徐州の戦いも神の如き全体を見定める目があったこと、敬服を超えて畏怖さえします。その眼が欲しい。
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田文の観察力の鋭さは田嬰と離れて暮らさないといけなかったことと白圭によるものと思う。公孫詇はまじめすぎたのかもしれない。公孫詇のことが好きだっただけに、ちょっと悲しい。
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