14歳の国 の商品レビュー

宮沢章夫(著者)

2014/09/07

この戯曲が出版されて10年以上経ったいまでも、14歳の不気味さはやはり同じようにある。この頃から「14歳は不気味だ」が当たり前の認識になていったのかもしれない。30年前は14歳というのはどのような認識をされていたのだろう？
５人の先生達の会話による空気は、声を出して笑ってしまうほどの喜劇だけど、14歳たちの空気と繋がっている、危うさ、こわさが端々に現れている。そのことが戯曲にしていると思う。

2013/10/14

作品としても面白く読めましたが、巻末の高校演劇必勝作戦もよかった。
私も高校演劇出身者なので、当時、この文章に出会っておきたかったです。
高校演劇の大会は時間制限があるので、その時間内にもとの脚本をどうおさめるのか、ということが問われる大会なのですが、その脚本の作り直し方について、実にわかりやすく書かれています。

2013/09/10

終始無駄話をしているだけのような舞台を想像してしまった。あとがきを読んで設定の異常さとただよう青少年期の匂い。

2013/03/18

演技者で三宅健くんが演じていたのは結構昔のこと。
あれからずっと気になってて、独特の雰囲気だとか、いろいろ思うところがあって本屋さんでばったり出くわしました。

あ！って思って手に取りました。

１４歳の国。

SHINEのあたりで笑いそうになったり。
あの時わたしは高校生で、でも高校生なりに中学校を思い出したりして。
忘れられない一冊。

思わず、セリフを口に出してみたくなる。

2009/12/23

静かな教室の風景が淡々と続く。地味な不条理が淡々と続く。でも飽きないどころかどんどんその独特の不思議な世界に引きずり込まれてしまう。怖い。

っていうか、笑う。

2009/10/04

「演技者。」で見て引き込まれた。現実に教室の中で起こりそうなこと、起こっていること、起こらないだろうっていうことが混ざっていて怖かった。

2009/10/04

この世界が好き。あああ･･･この間とこのセリフとその表情！まさにあたしの好きな世界！！と、出会ったのが高校の頃なんだけど何度も何度も読みました。

2009/10/04

舞台化・ドラマ化されたもの。
「１４歳」という題ですが、登場人物は生徒ではなく教師。
教師達の言動が可笑しくて笑える。