クラシック名盤&裏名盤ガイド の商品レビュー
本書は2部構成になっており、第1部は250の名曲について、「本命、対抗、大穴」の3枚のCDを紹介している。ディスクの前に「◎、◯、▲」のマークが付いているのだが、そのフォーマットがきちんと守られているわけではなく、対抗が2枚で、大穴がない場合も少なくない。 第2部は、名演奏家約...
本書は2部構成になっており、第1部は250の名曲について、「本命、対抗、大穴」の3枚のCDを紹介している。ディスクの前に「◎、◯、▲」のマークが付いているのだが、そのフォーマットがきちんと守られているわけではなく、対抗が2枚で、大穴がない場合も少なくない。 第2部は、名演奏家約50人の代表盤3枚を紹介している。 面白くなりそうなフォーマットではあるが、思いのほか魅力に欠ける仕上がりになっていた。執筆陣のノリで書いた様な文章が合わないのか、文章がまずいのか、はっきりとは原因はわからないが、とにかく私は良いとは思わなかった。 ほぼ同じ執筆陣による本書の姉妹編「クラシックの聴き方が変わる本―テーマ別・名盤&裏名盤ガイド」の方がずっと出来が良い。1曲につき名盤三枚を紹介するよりも、テーマで括った方が、うまい文章が書けるからかもしれない。
Posted by
- 1