ワイン&山ブドウ源流考 の商品レビュー
東京都のどまんなか、国立市の中心市街地にポカンと現れる「澤登キウイ園」。名前を冠する、日本産の山ブドウワインの祖であり師である沢登晴雄氏の著作。全編ワイン考と思わせつつ氏の戦前・戦時中の話が続き閉鎖的な村社会において破天荒で型破りの氏の人柄が読み取れてなかなか興味深い。後半はワイ...
東京都のどまんなか、国立市の中心市街地にポカンと現れる「澤登キウイ園」。名前を冠する、日本産の山ブドウワインの祖であり師である沢登晴雄氏の著作。全編ワイン考と思わせつつ氏の戦前・戦時中の話が続き閉鎖的な村社会において破天荒で型破りの氏の人柄が読み取れてなかなか興味深い。後半はワインに関する氏の取り組みに関する議題と移る。ワインは欧州、ぶどうは中央アジアが中心であり、ついつい本場を踏襲してしまいがちだが、日本古来の山ブドウを生かし地に根差したものこそ本物の味だと研究し奮闘し成果に結びつける氏の行動力に感嘆を覚える。
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十勝ワインを指導した澤登晴雄氏が土地に適したぶどうとワインの製法を探求していく様子を自ら語る。最後の章で地域起こしとしてのブドウつくり、ワインつくりの夢を語る。
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