90分でわかる水滸伝の読み方 の商品レビュー
全編(百二十回本)を五章に区切り、その五章を十数段に分割して、見開き一頁・フローチャート・挿絵等を用いて荒筋を紹介。書名に違わぬ、分かりやすさ重視の解説本です。章末コラムや、話と地図の対比(一章五段・魯智深の出家は、地図の五台山に⑤と記載)など、各方面に紐付けしている感じや、レイ...
全編(百二十回本)を五章に区切り、その五章を十数段に分割して、見開き一頁・フローチャート・挿絵等を用いて荒筋を紹介。書名に違わぬ、分かりやすさ重視の解説本です。章末コラムや、話と地図の対比(一章五段・魯智深の出家は、地図の五台山に⑤と記載)など、各方面に紐付けしている感じや、レイアウトから試験参考書を想起。ただ、最初に読む水滸伝としてはあまりに淡々とし過ぎている嫌いが。「水滸伝を90分で理解すること」を意図として書かれた本なので、それは仕方ないでしょう。この本からでは好漢の魅力は殆ど感じられないので、有名な所を読み、その後に知識を再整理するのに最適な本だと思います。
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