私の居場所はどこにあるの? の商品レビュー
同級生にして学年一の才女、藤本由香里嬢の傑作だ。少女マンガの評論でありながら、藤本さんの魂の遍歴、成長の記録を刻みこんでいる。「私の居場所はどこにあるの?」という不安は、少女だけでなく、だれにも共通の永遠の問いではないだろうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
マンガは世相を反映する、その通りだと思います。この本も15年前に出版されたものなので、とりあげられているマンガもその前のものばかりで、懐かしく感じました。 「自己肯定感」は、今でもキーワードの一つだと思います。それをマンガの主人公に自分を重ねて体験していくという形は、あまり変わっていないと思うのですが、最近のマンガをそれほど読んでいない私には判断出来ないかもしれません。
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女マンガ作品を振り返りつつ、どのように読者が誘導されてきたか、家族について性について仕事について、時時の少女マンガ読みたちが何を刷り込まれてきたか、解き明かします。
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期待以上に興味深い本でした。 マンガから世の中を見たり、社会学に(この本の場合はフェミニズム的に)マンガを考察するのってホントおもしろいです。 この本の中に出てきた作品、全部読みたくなった。
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少女漫画とフェミニズムは 切ってもも切れない仲だという。気がつけば女性作家を多く読みフェミニズムに傾倒していった私にしたら当然の結論だったのかもしれないと思うとなんとも不思議。
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とにかく女子は読むべき!! 面白くて深い。うあーって感じ。 特に恋愛についての?章はやばい。 「少女は”他者による自己肯定”を叫び続け、その多くは異性愛への希求となってあらわれる」 出てくるマンガ全部読みたくなります。
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