R.P.G. の商品レビュー
現実と仮想現実(ネットに限らず)を厳密に線引きする必要はないとしても、混合していく上で歪みが産まれる可能性の恐さ…が含まれていくような気がする。
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現代だからこそ起こりうる事件。ストーリー展開のテンポは悪くないんだけど、ちょっと物足りない感じもしたかも。
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「犯人は誰か」という謎解きより、「家族とは何か」という大きなテーマがある。 主人公となる「おとうさん」の実の娘は二面性を持つ。 そんな社会にしてしまった大人が悪いのか、そんな娘が悪いのか。 最後はちょっぴり切なくやるせないキモチになる本。
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ネット上の擬似家族の「お父さん」が刺殺されちゃったよ。その3日前に絞殺された女性と遺留品が共通しているしっ。捜査の過程で、「模倣犯」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事が再会し、2つの事件の謎に迫る。家族の絆とは、癒しなのか?呪縛なのか?家族ってなんなのさー。長編現代ミステリ...
ネット上の擬似家族の「お父さん」が刺殺されちゃったよ。その3日前に絞殺された女性と遺留品が共通しているしっ。捜査の過程で、「模倣犯」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事が再会し、2つの事件の謎に迫る。家族の絆とは、癒しなのか?呪縛なのか?家族ってなんなのさー。長編現代ミステリー。宮部みゆきが初めて挑んだ文庫書き下ろし。私的には結構好きですよ。
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推理小説は嫌いだし登場人物たちのバックグラウンド(他の小説に登場している?)もさっぱりしらないのでちっとも面白くなかった。『ドリーム〜一作目』が面白かったからいきおいで読んでみたんだけど。
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ネット擬似家族...宮部さんは現代社会の世界をうまく織り込むことが出来る人ですよね。前半で犯人がわかってしまったので…c(゜^ ゜ ;)ウーン、とは思ったけど。
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所田良介が何者かの手によって全身に24箇所の傷を受け刺殺された。それから遡ること3日前、カラオケボックスで今井直子という21歳の女性が絞殺されていた。 一見全くつながりの無いようだった2つの事件は検出された白ペンキが物証となり連続殺人事件として捜査が本格的に開始される。その捜査線...
所田良介が何者かの手によって全身に24箇所の傷を受け刺殺された。それから遡ること3日前、カラオケボックスで今井直子という21歳の女性が絞殺されていた。 一見全くつながりの無いようだった2つの事件は検出された白ペンキが物証となり連続殺人事件として捜査が本格的に開始される。その捜査線上に浮かんだA子。アリバイは無く、動機ば充分過ぎる程ある。だが、所田にはネット上で擬似家族の“お父さん”を演じていたというもう一つの顔を持っていた。擬似家族には“お母さん”と“ミノル”そして、所田の実の娘と同じ名前をHNにもつ“カズミ”。A子に対して決定的な物証が無いまま、捜査陣は危険な一計を講じた。 この作者は、本当に色んな手法を果敢に挑戦する人だと思う。 単純に物語を読んで面白かったか?と問われると疑問は残る、確かに犯人も感のイイ人なら直ぐに誰か判るだろう。しかしあえて、この試みに対しての評価をしたい。 「ミステリーとしては大変基本的なルール違反を犯してる部分がある」と作者はあとがきで記述している。確かにルール違反。が、このタイトルと扉の次の頁に記してある語句の説明。この2つをちゃんと読者へ最初に提示している。従って、それを読みきれなかった読者は負けだ。 確かに「えっ…それは……」っと思ったが、この2つのキーワードを思い出し、完璧に負けを認めた。まんまと作者のワナにどっぷりはまったようだ。 次回作では元気に復活したナカさんが見たいものだのぉー
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