1,800円以上の注文で送料無料

無限の荒野で君と出会う日 の商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/10/10

ハッシュとかぐるりのことで監督をやっている橋口亮輔のエッセイ?みたいなもの。 自分の生い立ちや、なぜ映画監督になったか、学生時代の思い出や変わったバイトの体験記など、色々とごった煮で書かれていて戸惑う。 一番多く書かれてるのはやっぱりゲイ関係で、印象に残ったのは、外国で取材した...

ハッシュとかぐるりのことで監督をやっている橋口亮輔のエッセイ?みたいなもの。 自分の生い立ちや、なぜ映画監督になったか、学生時代の思い出や変わったバイトの体験記など、色々とごった煮で書かれていて戸惑う。 一番多く書かれてるのはやっぱりゲイ関係で、印象に残ったのは、外国で取材したゲイカップル(エイズの元カレをカップル2人で看病している)とかゲイカップルとの間に子供を作ったレズビアンの女性とのこととか。 そのレズビアンの女性がゲイの友人と子供を作ろうとしたきっかけが「2人の目をみて子供の父親になるべき人だと思ったの」と思ったからとかもろハッシュまんまじゃんと。実際こういう人がいるのかとしみじみ。 全体を通してうっすらと家族とは?みたいなものがテーマとして書かれているけれど、家族は愛情や血のつながりは必須ではないし永遠にひとつの形とも限らないかもしれない。ゲイは生涯独身で家族をつくることはできないってわけでなく、人によって違うし、自分が求める関係を探す自由があるのかもなと思った。

Posted byブクログ