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企画心 の商品レビュー

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2011/08/16

個人的に、「企画」には興味があります。 IT関連の仕事を15年続けていて、そのほとんどがすでに企画されたものを実現するための開発作業でした。開発作業が嫌いだとかダメだとかいうわけではないのですが、自分で自分が作りたいものをゼロから考える、企画の部分から1つのサービスに関わりたいと...

個人的に、「企画」には興味があります。 IT関連の仕事を15年続けていて、そのほとんどがすでに企画されたものを実現するための開発作業でした。開発作業が嫌いだとかダメだとかいうわけではないのですが、自分で自分が作りたいものをゼロから考える、企画の部分から1つのサービスに関わりたいと常々思っています。 実は、1度、企画段階から製品に関わったことがあります。 経験してわかったのですが、企画の際に考えていたことと、製品になったものとは大きく異なり、イメージしたものがそのまま形にはならないものです。それはいろいろな人の意見を取り入れた結果であったり、実装作業中の困難で仕様変更を余儀なくされたりした結果ではあるのですが、自分がその企画にどれだけ思い入れがあったのか、という根本の部分で失敗していたのかもしれません。 そういう経験もありますし、根がまじめすぎるというか、固定観念にとらわれすぎている部分がありますので、阪本氏の本書は「わかってはいるけれど、できないだろう」「できるかもしれないけれど、やらないだろう」という感覚を持ってしまいます。 決して無茶なことは書いていないし、これができれば誰でも企画者になれるように思います。 でも、なぜ自分にはできないと思うのか。 答えは単純で、自分の行動力の小ささを知っているから。インターネットという便利な道具にかまけて、ましてや無駄足を踏みたくないからと行動をとどめてしまう自分に、どんな企画ができるでしょうか。あらゆることをやりきったという感覚がない企画を、どれだけ企画者自身が信じ切ることができるでしょうか。 企画も仕事のひとつとしてとらえるなら、まだ仕事に本気になりきれていない部分があるのだろうと思います。 興味深かったのが、「自分がこうしたい」という企画への情熱(おもい)と、その企画を売り込むために「他者に受け入れてもらう」ことの矛盾というか、ギャップの埋め方。感覚的な部分も大きく自分自身受け取り切れているのかわかりませんが、売るために企画するのではないが、企画を売るように伝えなければいけないというところ、表現力やコミュニケーション能力が問われてきます。 巻末に、行動リストが掲載されています。日常的に新しい企画が出せる人は、これらの行動が躊躇なく行えるのでしょうし、行動の中から新しい気づきを生み出しているのでしょう。この点が、作者と私との違い、企画できる人とできない人との違いということになっているのではないかと思いました。

Posted byブクログ

2011/02/26

企画で最も避けなければいけないのは既視感 セクシーな企画は五感に響く 成功へのイメージを持つ 産んだ企画をとにかく書く 話す 素人にわかるようにする ゴールは検証可能な数字に やらないことをはっきりさせる 多数決をしない 経験から発想する 誰かに気に入られるために行きているわけで...

企画で最も避けなければいけないのは既視感 セクシーな企画は五感に響く 成功へのイメージを持つ 産んだ企画をとにかく書く 話す 素人にわかるようにする ゴールは検証可能な数字に やらないことをはっきりさせる 多数決をしない 経験から発想する 誰かに気に入られるために行きているわけではない 楽しむ 神が降りるのを待つ 企画は思いを世界に発信し、実現するためにある。発信には受信がなければならないし、実現には対価が伴われなくてはならない。 人を何で覚えるか。自分は何で覚えられたいか。自分の得意分野で覚えてもらい、人のも覚える。そして相互にリンクする 雑、違からしか企画は生まれない 信じる。自分の企画を信じなくて企画に説得力が宿るはずがない 企画をストーリーにする 商品を物語の中にいれる。使い方の物語を作る 企画に日付をいれる 一年後に見直す チェックリストを作る

Posted byブクログ

2009/10/04

メソッド的にはおもしろかった。言おうとしている強弱もタグチックにボールドが多く使用されており、振り返るにはいいかも。

Posted byブクログ