環境アセスメントはヘップでいきる の商品レビュー
「生物多様性読本」で生態系の価値を定量的に評価する手法として、HEP(ハビタット評価手続き)を知ったので、同書でさらに知識を身につけようと、図書館で借りる。 根本的に生態系を定量化するところにいまひとつぴんとこないところがあって、しっくり理解できないところもあるが、概ねどんなも...
「生物多様性読本」で生態系の価値を定量的に評価する手法として、HEP(ハビタット評価手続き)を知ったので、同書でさらに知識を身につけようと、図書館で借りる。 根本的に生態系を定量化するところにいまひとつぴんとこないところがあって、しっくり理解できないところもあるが、概ねどんなものかは理解できた。その代替手段として、アメリカではどんな小さな開発でもミティゲーションが行われてきたが、日本で行われてきたミティゲーション(低減)の取り組みも紹介されている。生物多様性の保全を進めていく中で、オフサイトで生態系を保全していく取り組み(「生物多様性オフセット」)は注目され、まさに、今までアメリカなどで行われてきたミティゲーションそのものである。しかし、泡瀬干潟の海草移植の失敗にあるように、ミティゲーション(低減)対策がどれだけ有効だったのか、疑問が残る。
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