図解 よくわかる調達CMM の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
調達の作業が十分でないために、調達が失敗することがしばしばあるとお聞きしています。 開発相手だけを評価して、自分達を評価していないのでは、うまく行くはずがないと思いますがいかがでしょうか。 相手を評価するなら、相手に自分も評価してもらってこそ、お互いの誤解や作業漏れが見つかるはずだと思います。 調達担当者が是非お読みになり、調達側の改善を始めていただくことをお勧めしたいと思います。 事業体制(プロジェクト体制)が異なる組織で、異なる開発環境で、異なる開発対象を、異なる期間で、異なる人員で作業している場合、作業手順は全く異なり、用語もかなり異なるように思います。ある特定の開発環境、開発対象、開発期間、開発人員に最適化した用語体系を、他の用語体系に移植するのは並大抵ではないと思います。 それは、日本とアメリカ、日本語と英語という違いだけではないと思います。 CMMも様々な種類が作られ、CMMIになったように、言葉を合わせようとするだけでは、文化の違いが十分反映できないかもしれません。 違うモデルを作ってから飜訳をしはじめるのはどうでしょう。 文化の違いの大きな点として,仕立て(tailoring)と着付け(fitting)があります。そこまで切り込んだ書籍はなかなか見つかりません。
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