1,800円以上の注文で送料無料

Iの物語 の商品レビュー

0

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/07/08

[要旨] とあるカフェで、ブロンドの青年Iはほほ笑んだ。スタイル抜群の美女に誘われ、女の車に乗って連れ去られても平気だった…。女たらしの美青年Iも完全に参るほど魅力的な相手だった。女の館での快楽の果てにIは狂ったような鞭打ちを受け入れ、愛の奴隷となった。女主人ガエターヌの虜となっ...

[要旨] とあるカフェで、ブロンドの青年Iはほほ笑んだ。スタイル抜群の美女に誘われ、女の車に乗って連れ去られても平気だった…。女たらしの美青年Iも完全に参るほど魅力的な相手だった。女の館での快楽の果てにIは狂ったような鞭打ちを受け入れ、愛の奴隷となった。女主人ガエターヌの虜となったIは、館に棲息する横暴で情け容赦のない女たちから様々な苦痛と屈辱を与えられ、調教されていく。モラルにも憐憫にも抑制されることなく、女たちは性的衝動をひたすら満足させ、ただ服従する青年Iを自分たちの狂気じみた妄想の道具へと変えていく…。男に加えられる破壊的かつ残酷きわまりない拷問は想像を絶するほど凝りに凝り、次第にエスカレートしていく。果たしてIはこの残虐な仕打ちにどこまで堪えられるのだろうか、女主人ガエターヌへの思いを遂げられるのだろうか?―途方もない想像力を駆使して描く、究極のサドマゾ小説。 ガエターヌ (Ga¨etane)は、身元も性別も不明の覆面作家。1972年に本書『Iの物語』が発売されるや直ちに入手困難となったにもかかわらず、その後ずっとフランスのサドマゾ文学を語る上で引き合いに出される画期的作品として畏敬されてきたが、およそ30年ぶりに復刊された。

Posted byブクログ