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1歳児の発達診断入門 の商品レビュー

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2020/04/21

 田中昌人が近江学園に住み込みで働いていたとき、1次元可逆操作が発見された。以降、まとまって読めるものとして、『子どもの発達と診断』、『ビデオ 発達診断の実際』『ビデオ あそびの中にみる』の「解説」を経て、この『1歳児の発達診断入門』(1999年)が到達点となる。ですます調ではあ...

 田中昌人が近江学園に住み込みで働いていたとき、1次元可逆操作が発見された。以降、まとまって読めるものとして、『子どもの発達と診断』、『ビデオ 発達診断の実際』『ビデオ あそびの中にみる』の「解説」を経て、この『1歳児の発達診断入門』(1999年)が到達点となる。ですます調ではあるが、わかりやすさは考慮せず、言いたいことを書いている。それでことばも難しいが、1次元可逆操作探究の遺言としてなにがなんでも理解したい本だ。  あとがきのサブタイトルは「新しい千年紀の最初の一世紀を託する1歳児の人類史的な育ちゆきに、限りない尊敬と信頼と期待を込めて」とある。この時の1歳児は、ちょうど今20歳ごろで、新型コロナとのたたかいの中、人生を前に歩いている。  目次に、ワーズワースの詩を引いている。  幼児は大人の父なり。  願わくばわがいのちの一日一日は  自然の愛により結ばれんことを。  2005年死去。  急がば回れでぜひ動画「発達研究をはじめよう」「1次元可逆操作」をご覧ください。 動画チャンネル  https://www.youtube.com/channel/UCd0O4qP24fkIJyh4MaXJAMg

Posted byブクログ