さようなら私の二十世紀 の商品レビュー

石井好子(著者)

2013/06/20

東京新聞に掲載していたものをまとめたもの。
エピソードとしては、石井さんのエッセイに取り上げられているものがほとんどだが、こうして時系列に読めたことで流れが良く分かった。
この本のあとがきをお書きになっている時点で７７歳。
ご自身で７０歳と言えばおばあちゃん。それも相当な年をとったおばあちゃんである。それが私？

今も一生懸命人生を泳いでいる身なので、年寄になったと思う余裕がないのだ、と綴っている。

それは素敵なことだと思う。
穏やかな人生にあこがれもあるが、石井好子さんのような強い個性をもった人生にはもっとあこがれる。