「五五年体制」内側からの証言 の商品レビュー

石橋政嗣(著者)

2013/06/25

詳細に論じるには、力が足りないが、今日の目からこの書を評することは止めた方がいいと感じた。このような論が一定の力を持ち得た時代もあったという認識で読まないと混乱してしまう。

大正末年前後の生まれの政治家は多士済々だったのだなと思う。ちょうどこの世代は、徴兵はされたが、戦場には行かなかった人が多い。そのためか、名を成した政治家が少なからずいる。

同世代の社会党議員でも石橋氏と村山富市氏では、まったく肌合いが違う。この差が、どこからきたものなのか、それが気になった。