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松浦寿輝(著者)
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2件のお客様レビュー
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丑三つ時から未明に移る間際に読み終えた。『花腐し』よりはよかった。というより、¨マシ¨って言い方のほうが合ってるかな。そんな程度のもの。
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※このレビューにはネタバレを含みます
四篇の短編。練り上げられた精緻な文章は字面を眺めるだけで十分酔える。削ぎ落とされた簡潔な文体には、迂闊な読み方を許さない緊張感がある。警句的な一行、含蓄のある一行一行に、一々立ち止まり考察を余儀なくされた。読み通すには相当なエネルギーを要する。再読が楽しみな良書。