50回選挙をやっても自民党が負けない50の理由 の商品レビュー
自民党は実際に敗れてしまったが、敗れないと思われる理由を、例え話を使って説明している。一見、おもしろおかしくだが、内容は本質をついているのでわかりやすい。 50回選挙をやる前に野党になってしまった自民党には、しっかりとしてビジョンをもって復活してほしい。
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本書は、自由民主党政権と与党あるいは、日本国民の肖像画といえる。 読者サービスとして面白おかしく多数のイラストと絵解きを交えて、選挙という民主主義の根幹の在り方の本来の想定と、戦後営々と築かれた自由民主党の選挙システムと脇役の地位にある諸野党を解剖する。 権利に目覚めた...
本書は、自由民主党政権と与党あるいは、日本国民の肖像画といえる。 読者サービスとして面白おかしく多数のイラストと絵解きを交えて、選挙という民主主義の根幹の在り方の本来の想定と、戦後営々と築かれた自由民主党の選挙システムと脇役の地位にある諸野党を解剖する。 権利に目覚めた国民、政治的利害のために結成した政党を支える幾多のグループ、業界団体、利益期待集団等々、そして何よりも人類の歴史的経験を経て、獲得した最も合理的と言わざる得ない選挙というシステム、これが立ち枯れしようとしている。 著者の懸念でありある種の断念は、「白票」と「棄権」そして「無関心」を作りだす背景でり、選挙システムとしては緻密に手際良くなりながら、民意の反映としては立ち枯れに近づきつつあると思われる。 選挙に距離を置く人生を良しとするゲーム不参加者、ゲームのルールにより最終支払者となる貴方に、参加しないことによる変わらない現実の怖さを考えるための一冊です。
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