MORNING GIRL の商品レビュー

鯨統一郎(著者)

2016/12/18

ユーモアミステリ作家の描いたSF作品。
著者らしさ全開です。
会話中心の展開で、改行も多く、1.5時間ほどで読了。
舞台は宇宙船内であるが、誰でも分かる「睡眠」がテーマで、SF初心者でも問題なし。
バカミスならぬ、バカSFとして非常に楽しめました。

2013/01/14

母なる地球。
でも、きっと2005年だから出版出来たんだと思う。
2011年3月以降は、きっとある部分において無理だっただろう。
たとえ小説の中の地球の意思だとしても。

2011/08/17

結末、斬新すぎるわ…
途中まで、すごくおもしろかったのに…

会話が多かったのでサクサク読めた。

↓↓↓以下ネタバレ↓↓↓

科学者とか集まっていろいろ分析してみたけど、結局、超常現象でした☆
睡眠は母なる地球との意志交換の儀式だし、環境汚染は母(地球)と子(人類)の親離れのための一興☆
人類には早く独り立ちしてほしいから、睡眠時間現象＋環境汚染のコンボで攻めてみたぉ☆
って、なんだーッ!!

2010/11/17

宇宙のコロニーに人類が住む時代
住民の平均睡眠時間がどんどん減っていく
ついには1時間を切り・・・
人類はこのまま滅びてしまうのか？！

うーん、翻訳口調の文体（そういう設定なんだけど）に最後まで馴染めず。
でも眠りの有難さ、再実感(笑)

2009/10/04

ミステリーリーグだからミステリなんだろうけど、ＳＦじゃないの？
人類の睡眠時間がどんどん短くなっていき、とうとうなくなった時。
人類のとるべき道は・・・？

2010/02/06

鯨氏が作り上げた架空の人物『アーサー・J・クック三世という無名のSF作家』の未発表原稿を鯨氏が翻訳したもので、鯨氏のオリジナルではない、という趣向を凝らした作品です（ちょっとややこしいですけど…）。小説作法が独特なのですが、それほど違和感を覚えずにサクサクと読めました。

人間はなぜ眠るのか？という問題に対する鯨氏の解釈には驚きでした。でも、それなりに納得が出来ましたし、ラストは正直、感動さえしたと言っても過言ではありません。

この物語、すごく好きです。とても素敵で壮大な物語です。