周恩来・最後の十年 の商品レビュー
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1999年刊。著者は69~76年まで周恩来の専属保健医。 鄧小平や劉少奇の粛清、文化大革命、林彪クーデター、米中正常化、日中国交回復。 晩年の周恩来も激動の中国史を駆け抜けた存在であったが、その晩年の模様について、周の身近で見た著者による評伝である。 周の仕事師ぶりは、一種異常なまでの執着と、驚異的な仕事量である事実が描写される。 また、多くの人物が毛沢東の粛清の憂き目にあったにもかかわらず、何故、周のみが粛清の目から逃れ、中国共産党において上位の地位を占め続けたのか。その理由の一端も垣間見れる。 そういう意味で、中国共産党№2ないし№3という定点から、文革期前後の中国史の裏面を見通せる一書である。
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人はここまで我慢出来るんか。 私なんかまだまだだ。 背負っているものが違うんだなー。 「もう疲れた。」って一回だけ側近に漏らしたって、 泣ける。 周さんお疲れ様です。
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