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決定版 ほんとうにわかる管理会計&戦略会計 の商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2020/05/27

3部構成だが、それぞれかなり趣が異なる。 第1部の管理会計はこの本で最も特筆すべきで、評価できるところ。 公式法変動予算などの教科書的な管理会計の実務における意味合いについて、事例とともに述べられており、深みがあった。もう一度読み返したい。 第2部のCVP分析はミクロ経済学と管理...

3部構成だが、それぞれかなり趣が異なる。 第1部の管理会計はこの本で最も特筆すべきで、評価できるところ。 公式法変動予算などの教科書的な管理会計の実務における意味合いについて、事例とともに述べられており、深みがあった。もう一度読み返したい。 第2部のCVP分析はミクロ経済学と管理会計を繋ぐほか、著者の経験から得た見解も多く出てくるが、紙数が足りず、細切れな印象もあった。 第3部の戦術会計・戦略会計は、分かりやすいが、教科書的な説明のため、この本特有の良さまではない。

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2018/06/05

600ページ以上のボリュームだが、とても読みやすい。 会計系の数字は苦手なので厚さをみて失敗したと思ったが、ごく簡単なことでも繰り返し説明してくれるので助かる。さすがに最後の100ページくらいはアタマに入ってこなかったが、ここまで投げ出さずに読めたのは有り難い。 ところどころオッ...

600ページ以上のボリュームだが、とても読みやすい。 会計系の数字は苦手なので厚さをみて失敗したと思ったが、ごく簡単なことでも繰り返し説明してくれるので助かる。さすがに最後の100ページくらいはアタマに入ってこなかったが、ここまで投げ出さずに読めたのは有り難い。 ところどころオッサンジョークを差し込んでくるのが気になる。

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2016/06/19

教科書的な「管理会計」的内容が主だが、極力実務を意識しながら管理会計の有用性や限界、実務との乖離を物語調に準じて具体的に解説されておりその点は面白い。 但し冒頭の意図不明な名言引用?や結論や提言は不明瞭。 初心者向けでもないし上級者向けでもない。解説を分かりやすくするため文体を...

教科書的な「管理会計」的内容が主だが、極力実務を意識しながら管理会計の有用性や限界、実務との乖離を物語調に準じて具体的に解説されておりその点は面白い。 但し冒頭の意図不明な名言引用?や結論や提言は不明瞭。 初心者向けでもないし上級者向けでもない。解説を分かりやすくするため文体を崩しつつも専門用語だらけとちぐはぐな印象。パーツ毎の会計説明に終始しているので全体感も捉えにくく600ページ超の書籍のため読みこなすのに骨が折れる。 また管理会計の肝となる配賦は、古今東西問わず配賦基準で揉め、欧米では完全縦割りの分掌による業績評価となるため真剣に議論され、日本では曖昧な分掌により期中に揉めることが多い。かつ予定原価と実際原価差異の責任負担も意外と出来ていない企業が多いので、その点も触れておくべきだっただろう。 本の厚さと得るもののパフォーマンスの不釣合いから手厳しい感想になってしまったが、決して悪い本ではなく、管理会計解説の質も高い。管理会計への理解を深めたい中級者の方にはおすすめだ。

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2014/08/16

制度会計と管理会計の違いに焦点を当てた書籍。戦略会計としているところは普通だったかな。アカウンティング(この書籍でいう管理会計)中心で、ファイナンス(同戦略会計)は軽めということだろう。 在庫に賦課される固定費の話が冒頭から続いて、会計知識のない人にはつらい書籍だろう。ただ、これ...

制度会計と管理会計の違いに焦点を当てた書籍。戦略会計としているところは普通だったかな。アカウンティング(この書籍でいう管理会計)中心で、ファイナンス(同戦略会計)は軽めということだろう。 在庫に賦課される固定費の話が冒頭から続いて、会計知識のない人にはつらい書籍だろう。ただ、これだけ分厚い書籍を手にするんだから一定以上のレベルの人が対象だろうが。 操業度差異はあまり意識したことがないが、予定配賦と実際配賦のうち、前者の方が個別採算(商品は事業)の方が適当ということは理解できる。 多品種少量生産や多能工化が進み、直接労務費の割合が低くなっている中、配賦基準をどのように設定するかが重要になる。 売上高営業利益率だけに焦点を当てず、総資本回転率も意識して、総資本営業利益率を重視するという提言には納得。ただし、率だけでなく額も意識しようということ。 全編を通して、限界利益を変動利益と表記しているところに違和感を感じるが。

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2012/07/27

ストーリー仕立てでスラスラ読めて面白い。図表も丁寧に書いてあるので、理解できる。 「コストに対する責任は本来、その部門がコントロールできるコストに限定されたものであるべきです。」

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2012/06/24

日々の曖昧な生産活動をお金に落とし込んで評価する手法は、工場経理では必須であろう。 新入社員にこの本を勧めるとすれば、キャッシュフローの意識と正確な原価計算の大切さを感じ取って欲しい。

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2019/06/02

会計を担う人の必読書ではないでしょうか。物語風で読み易いうえに、専門書と言っても良い内容です。管理会計のバイブルとして使おうと思います。

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2010/03/28

管理会計を、実務に結び付けて分かりやすく記した名著だと思う。 特に、製造原価明細書から製造原価や売上原価へのつながりに関する記述が分かりやすかった。 月初に残っていた仕掛品に、当期の製造費用が乗っかって、月末に残る仕掛品を除くと、当月の製造原価が出てくる。 今度は、月初に残っ...

管理会計を、実務に結び付けて分かりやすく記した名著だと思う。 特に、製造原価明細書から製造原価や売上原価へのつながりに関する記述が分かりやすかった。 月初に残っていた仕掛品に、当期の製造費用が乗っかって、月末に残る仕掛品を除くと、当月の製造原価が出てくる。 今度は、月初に残っていた製品に、当月の製造原価を追加して、月末の製品在庫をそこから差し引くと、売上原価になってくる。

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2009/10/07

 株式会社は決算を迎えると貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を制度会計というルールに基づいて作成します。これは主に外部の投資家や銀行家にこれまでの経営状況を伝えるための資料としては有用ですが、その企業の経営者が将来の戦略を検討する場合はちょっと違ったアプローチが必要になります。...

 株式会社は決算を迎えると貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を制度会計というルールに基づいて作成します。これは主に外部の投資家や銀行家にこれまでの経営状況を伝えるための資料としては有用ですが、その企業の経営者が将来の戦略を検討する場合はちょっと違ったアプローチが必要になります。そこで登場するのが管理会計や戦略会計と呼ばれるもの。本書は管理会計と戦略会計の考え方を詳細かつ平易な文体で解説した入門書です。  コミカルな調子の事例紹介と軽い文体で読みやすくなっていますが、それでも600ページを超える大部な著作なので読了に1ヶ月くらいかかってしまいました。  内容的には3部構成になっています。第1部で制度会計と対比させながら管理会計の考え方を説明し、第2部では管理会計を活用した経営分析の各種技法を紹介、そして第3部では会計によって事業の未来を評価し戦略を立てる手法すなわち戦略会計を解説しています。  第2部までの内容は非常に納得の行くものです。ただ第3部の戦略会計については少々机上の空論のような印象を受けました。ここで紹介されている手法は、割引率を用いた正味現在価値の計算であり、「3年後の100万円は現在の100万円と同価値ではなく、資本コストから逆算される割引率を乗じて現在価値に換算する必要がある」という考え方を基本にしています。  その考え方自体は間違っていないと思いますが、実際の経営において最も難しいのは、3年後に100万円得られるのか200万円得られるのかという、将来の収支の予測ではないでしょうか。割引率は数%に過ぎませんが、5年後、10年後の収益を数%以内の誤差で予測できる経営者がどれほどいるのか。  実はこの戦略会計と同じ考え方を2ヶ月ほど前に会社の研修で勉強したので第3部は流し読みになりましたが、研修の時からこの疑問は残っています。はてさて。  とは言いつつも、当分自分は経営に参画する予定もないので、管理会計の手法までを理解して自分が担当する業務の評価ができれば十分だと思われます。そういう点では非常に参考になる一冊でした。

Posted byブクログ

2009/10/04

わかりやすく書くことに定評のある作者。まだほとんど読めていないがかならず必要になることがあるので、少しずつ読み進めていこうと思う。

Posted byブクログ