DNA(下) の商品レビュー
ちょいちょい飛ばし読みしたが概してとても勉強になった。 広範な意味における人間の未来や遺伝子が与える社会的、文化的、政治的な影響力など、普段考えないことと冷静に向き合う良質な読書体験でした。 育ちこそが重要だと言えても、精神病やがん等の疾患は親からの遺伝が大きな力を持つ現実を踏ま...
ちょいちょい飛ばし読みしたが概してとても勉強になった。 広範な意味における人間の未来や遺伝子が与える社会的、文化的、政治的な影響力など、普段考えないことと冷静に向き合う良質な読書体験でした。 育ちこそが重要だと言えても、精神病やがん等の疾患は親からの遺伝が大きな力を持つ現実を踏まえると、生まれか育ちかの安直な二項対立では推し量れない問題が沢山。
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ジェームス・D・ワトソンら「DNA(下)」読了。年齢を重ねたワトソンの博識の広さとDNAについて心底興味が尽きない事に関心した。ワトソン自身の主張も随所に色濃く出ていて彼の性格が滲み出ているように思え、一流の学者としての矜恃を垣間見ることができた。またムカジーの遺伝子と読み比べる...
ジェームス・D・ワトソンら「DNA(下)」読了。年齢を重ねたワトソンの博識の広さとDNAについて心底興味が尽きない事に関心した。ワトソン自身の主張も随所に色濃く出ていて彼の性格が滲み出ているように思え、一流の学者としての矜恃を垣間見ることができた。またムカジーの遺伝子と読み比べると面白いと思った。
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二重らせんを発見した科学者のひとり。遺伝子にまつわる興味深い話。「生まれ」と「育ち」のどちらの方が影響が大きいか。遺伝子の影響が大きいことが分かってきた。
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分子生物学者ジェームス・ワトソンがDNAにまつわる話題を概説した本の下巻。 内容は、遺伝子診断、遺伝子治療をめぐる諸問題、遺伝学を利用した技術の開発競争など。 上巻にもあった優生学に関する議論は下巻でも展開されている。特に、IQに関する遺伝子決定論についての著者の立場が明確に示...
分子生物学者ジェームス・ワトソンがDNAにまつわる話題を概説した本の下巻。 内容は、遺伝子診断、遺伝子治療をめぐる諸問題、遺伝学を利用した技術の開発競争など。 上巻にもあった優生学に関する議論は下巻でも展開されている。特に、IQに関する遺伝子決定論についての著者の立場が明確に示されている。著者は優生学や安易な決定論を批判する一方で、その反動によって遺伝子が知能に与える影響についての議論がタブー視されていることを指摘している。また、無批判に『ベルカーブ』を引き合いにだしたり、遺伝的素養に基づいてその子どもが受ける教育を変えることを肯定するかのような記述も見られる。後年の著者の人種差別発言の背景にこうした考えがあることは想像に難くない。 文体は落ち着いたが、顰蹙を買うようなことをずけずけと言う性格は健在のようだ。
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第8章 ゲノムを読む 第9章 アフリカに発す 第10章 遺伝子の指紋 第11章 病原遺伝子を探して 第12章 病気に挑む 第13章 私たちは何者なのか 終章 遺伝子と未来
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[ 内容 ] ヒトゲノムの解読が完了し、DNAの研究はどこへ向かうのか? 人類の進化、がんや遺伝病の治療と予防、人間の行動と能力の解明などDNA研究の可能性に迫る。 [ 目次 ] 第8章 ゲノムを読む-今起こりつつある進化 第9章 アフリカに発す-DNAと人類の歴史 第10章 ...
[ 内容 ] ヒトゲノムの解読が完了し、DNAの研究はどこへ向かうのか? 人類の進化、がんや遺伝病の治療と予防、人間の行動と能力の解明などDNA研究の可能性に迫る。 [ 目次 ] 第8章 ゲノムを読む-今起こりつつある進化 第9章 アフリカに発す-DNAと人類の歴史 第10章 遺伝子の指紋-法廷とDNA 第11章 病原遺伝子を探して-ヒトの病気の遺伝学 第12章 病気に挑む-遺伝病の治療と予防 第13章 私たちは何者なのか-遺伝と環境 終章 遺伝子と未来 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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(上刊のレビューと同じです。) ジェームズ・D・ワトソンの著書ということで、DNAのしくみとか、はたらきとかもうちょっと、ヴィジュアル的に詳しく書かれているのかと思って読んでみたのですが、どちらかというとDNA研究の歴史や、様々な分野への応用といった内容のほうが充実していたような...
(上刊のレビューと同じです。) ジェームズ・D・ワトソンの著書ということで、DNAのしくみとか、はたらきとかもうちょっと、ヴィジュアル的に詳しく書かれているのかと思って読んでみたのですが、どちらかというとDNA研究の歴史や、様々な分野への応用といった内容のほうが充実していたような印象で、ちょっと期待外れ。 それでも、結構な分量のわりには、おもしろく読むことが出来ました。 DNA鑑定とか、テレビでよく話題にはなるものの、いったい何を調べているのか、遺伝子組み換えってどういうことなのか、マスコミの流す怪しげな豆知識で解ったような気になって安心する前に、今はこういういい本がたくさん出ているので自分で調べて、考えることも必要だなぁと感じた一冊。
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【目的】 【引用】 【感じたこと】 【学んだこと】 500万年前にチンパンジーと分岐、15万年前にホモサピエンスとして成立。 mtDNA(女性)をたどっていく。 遺伝的情報や生命保険や優生学の危険に晒される。
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