建築は詩 の商品レビュー
建築家吉村順三の語録集。雑誌や書籍から選び抜かれた言葉の数々は吉村順三が思う建築や生活、人々の営みについて物語る。 初めの言葉は吉村順三の建築に対する向き合い方が感じられた。 p4「つまり計算では出てこないような人間の生活とか、そこに住む人の心理というものを、寸法によってあらわす...
建築家吉村順三の語録集。雑誌や書籍から選び抜かれた言葉の数々は吉村順三が思う建築や生活、人々の営みについて物語る。 初めの言葉は吉村順三の建築に対する向き合い方が感じられた。 p4「つまり計算では出てこないような人間の生活とか、そこに住む人の心理というものを、寸法によってあらわすのが、設計というものであって、設計が、単なる製図ではないというのは、このことである。」 初めの言葉に挿し入れたということは考えの根底を表しているのだろう。その後の言葉にも原寸についてや設計者が引く線一本の大切さを語っている。 派手な独りよがりの建築ではなく、あくまでも人間の生活そのものを設計してる吉村順三から習うことは多くあるだろうと思った。
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吉村先生が「ヒューマンなもの」と言うとき、その中に漂っているものが、とても好きだ。ようやっと自分から建築を学びはじめた頃、建築家の言葉の何もかもが白々しく聞こえて、自分の居場所ではないような疎外感を覚えた。そんな中で一つだけ、自分の真ん中までストンと届いた本。いま読んで、より深く...
吉村先生が「ヒューマンなもの」と言うとき、その中に漂っているものが、とても好きだ。ようやっと自分から建築を学びはじめた頃、建築家の言葉の何もかもが白々しく聞こえて、自分の居場所ではないような疎外感を覚えた。そんな中で一つだけ、自分の真ん中までストンと届いた本。いま読んで、より深く共感するし、はじめの頃の直観は、回り回って戻ってくるところなのだと思わざるを得ない。
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建築、あまりわからない、と敬遠してたけど、 なぁに、本質はいっしょだね。というより建築は全てだなと思った。 くらし、そのもの。 独特の視線がある。普段見てるものの量がすごいんだろうな。
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建築家吉村順三の言葉を集めた詩集。吉村の建築哲学の中心には「人」がいて、そんな考えから生まれる建築は優しく暖かい。 読むと建築を前向きに捉えられる本。
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