十津川警部 海の挽歌 の商品レビュー

西村京太郎(著者)

米軍の支配下にある沖…

[文庫ＯＦＦ]

米軍の支配下にある沖縄の小さな無人島で、白骨が五体発見された。一見不可能と見える東京と沖縄間の犯罪に、十津川警部の推理は果たして･･････。 アリバイトリックが冴えます。

2013/10/03

沖縄の基地問題を絡めた一作。

本作で問題になっている日米協定十七条だが、
2013年現在に至るまで何度か改正が行われており、
この作品が書かれた当時よりは改善されているみたいだ。

[覚書]
日米地位協定各条に関する日米合同委員会合意
ttp://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/sfa/kyoutei/index_02.html#17
※外務省HPより

2012/03/29

十津川警部が西村京太郎の分身であることが分かった。
透明感のある性格の十津川警部。

普段は極端な意見は同僚や，友人などに任せて，
なるべく中立な立場を貫こうとする。

海の挽歌でも，沖縄軍と沖縄の自然を愛する人達の間にたって，
中立な立場を貫こうとしたとも読める。

米軍のある沖縄で，石垣，西表など，沖縄の島々を駆け巡るものがたり。

ある意味，社会派小説かもしれない。

2012/03/14

沖縄県の八重山を訪れた新聞記者が白骨遺体を発見する。
大学時代の友人である十津川警部が捜査を始めるが・・・・
軍事的問題等もはらんでおり、また政治的な絡みもありと、捜査が思うように進まない・・・
事件の展開も面白く、スリルもあり、なおかつ沖縄の旅情をも十分に味わえる納得の出来る作品である。

2009/10/04

十津川警部ﾄﾗﾍﾞﾙﾐｽﾃﾘｰの沖縄版。表紙が気に入って取ってあって、妹に貸したら見事にﾌﾞｯｸｵﾌに売られました(泣)