RING の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんていうか……普通に読んでて、微妙に切なかったり、いろいろして。 ちょっとなんか、消化不良になっちまいました……。 この本は1冊に3つの話が入ってるんですが……。 どれもこれもが、素敵にエッチで、素敵に切なくて……。 終わってしまうのが惜しい感じ。 そして、なおかつ、微妙に中途半端なところで終わってるので、かなりゴロゴロしてしまいます。 話の内容的に、これ、まるっと一冊分書いて、もうちょっと後日談とか、いろいろ書いてくれてもよかったのに! と思います。 個人的には特に、一つ目の話の「RING」が好きです。 自分の父親である王がクーデターに倒されてしまう。 しかもその王を倒したのが、自分が想いを寄せている近衛隊長で、その近衛隊長のライナスは、王子を冷たく蹂躙した……というような話でした。 けど、ちゃんと王に重用されていたはずの近衛隊長がクーデターを起こしたのには、理由があって……という辺りがまた、切ない! 最後は、結構いいところで終わるんですが……。 続きー! とか、思ってしまいました。 2つ目も、「それって、こっからがいいところなんじゃ……?」ところで終わってるし……。 短編集なので、続きは望めないのはわかってるんですが、それでも、是非是非読んでみたい! と思わせるような話でした。 このやり場のない気持ちに耐えれるなら、おすすめです! それなりにはキリのいいところで終わってるので、他の人は大丈夫かもしれませんし……。
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不死王と恐れられた父が亡くなり、王子ユースは惨めな囚われの身となった。それでも王子の誇りを失わない彼を、かつてユースが思いを寄せていた近衛隊長のライナスが蹂躙する――。アガスティア大陸を舞台とした、3つの物語を収録。 収録作品:RING / 簒奪者 / 銀の森
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