QED 式の密室 の商品レビュー
薄い本ですが、歴史的…
薄い本ですが、歴史的内容とミステリ的内容の両方が楽しめます。
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歴史の謎を解くミステ…
歴史の謎を解くミステリー。今作のテーマは安倍晴明。
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「陰陽師の末裔」と名…
「陰陽師の末裔」と名乗る弓削清隆が、神田明神下の自宅書斎で遺体となって発見された。書斎の外側のノブにはツマミも鍵穴もなく、ドアにも窓にも鍵がかかっていた。密室死は自殺として処理される。30年後、孫の和哉が祖父の死の謎を解明しようとし、崇に話を持ち込む。おなじみの密室殺人の推理もの...
「陰陽師の末裔」と名乗る弓削清隆が、神田明神下の自宅書斎で遺体となって発見された。書斎の外側のノブにはツマミも鍵穴もなく、ドアにも窓にも鍵がかかっていた。密室死は自殺として処理される。30年後、孫の和哉が祖父の死の謎を解明しようとし、崇に話を持ち込む。おなじみの密室殺人の推理もの。この小説では安倍晴明が縦横に使役したという「式神」の謎がキーだった。認識とは摩訶不思議なもの。現代人の価値観とは異なる認識の世界を知らないとこの謎の解明ができない。歴史の闇の側から深く切り込み、解き明かす崇の語り口に、コペルニク
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今回の歴史の謎は、安…
今回の歴史の謎は、安倍晴明伝説の謎と式神の正体。それと現代の密室殺人を絡めた歴史ミステリです。
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怖いのは見えないこと…
怖いのは見えないことではなく、隠されていてもいないものを意識から排斥して「見えないもの」としてしまうこと―。いつもは薀蓄を楽しみながら読み終えるQEDシリーズですが、今回は少し考えさせられてしまいました。
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薀蓄が多いミステリ。…
薀蓄が多いミステリ。でも、薀蓄が邪魔にならずに生かされてるから凄く面白い。人なのに人じゃなかったり、見えなかったり。歴史の暗い部分を見せられました。
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安倍晴明と式神を中心に取り扱っているけど、解釈が面白かったし、決して摩訶不思議でない当時の日の目を見なかった存在に対する思いを垣間見れて、むしろ世間一般で流布している陰陽師系の話より、より興味を強く持てた。 今まで晴明神社に敢えて行こうと思わなかったけど、この話を読んで俄然行っ...
安倍晴明と式神を中心に取り扱っているけど、解釈が面白かったし、決して摩訶不思議でない当時の日の目を見なかった存在に対する思いを垣間見れて、むしろ世間一般で流布している陰陽師系の話より、より興味を強く持てた。 今まで晴明神社に敢えて行こうと思わなかったけど、この話を読んで俄然行ってみたいと思った。
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古代史の謎が、現代の殺人事件と融合する物語。 旧家の殺人事件の謎もどこか不気味で、面白かった。安倍晴明、陰陽師、古来からの鬼や狐信仰の印象も少し変わったかも。“人になれなかった”人達の悲しい歴史がそこにはあったのかもしれないなと思うと切ない
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今回のテーマは安倍晴明と式神。 かつて朝廷がまつろわぬ人々を利権のために迫害し、彼等に鬼や獣の蔑称を付けて自らの行動を正当化していたという説は知っていたし、海外にも数多く見られることから恐らく本当だったのだろうとおもう。だけど、陰陽師が使役していたという式神が目に見えない理由が人...
今回のテーマは安倍晴明と式神。 かつて朝廷がまつろわぬ人々を利権のために迫害し、彼等に鬼や獣の蔑称を付けて自らの行動を正当化していたという説は知っていたし、海外にも数多く見られることから恐らく本当だったのだろうとおもう。だけど、陰陽師が使役していたという式神が目に見えない理由が人間以下の存在だったからという説は目から鱗でした。 ただ、地名に関する解釈はやや深読みしすぎな気がします。
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「陰陽師の末裔」弓削家の当主、清隆が密室で変死体となって発見された。事件は自殺として処理されたが、三十年を経て、孫の弓削和哉は「目に見えない式神による殺人」説を主張する。彼の相談を受けた桑原崇は事件を解決に導くと同時に「安倍晴明伝説」の真相と式神の意外な正体を解き明かす。好調第5...
「陰陽師の末裔」弓削家の当主、清隆が密室で変死体となって発見された。事件は自殺として処理されたが、三十年を経て、孫の弓削和哉は「目に見えない式神による殺人」説を主張する。彼の相談を受けた桑原崇は事件を解決に導くと同時に「安倍晴明伝説」の真相と式神の意外な正体を解き明かす。好調第5弾。
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