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ソニー本社六階 の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2022/01/06

天下のソニー退職者執筆のソニーの実情暴露(?)本。 ちょっと古いんで現在と照らし合わせることはできないけど、業界でダントツに垢抜けたイメージとはかけ離れた経営の実態がかつてあったなんて結構衝撃でした。 理不尽なトップダウン、身の丈経営には程遠い投資、過去の栄光へのすがり、決算...

天下のソニー退職者執筆のソニーの実情暴露(?)本。 ちょっと古いんで現在と照らし合わせることはできないけど、業界でダントツに垢抜けたイメージとはかけ離れた経営の実態がかつてあったなんて結構衝撃でした。 理不尽なトップダウン、身の丈経営には程遠い投資、過去の栄光へのすがり、決算前の数字遊び、赤字事業の神隠し、などなど。 いわゆる古い悪しきジャパニーズカンパニーだったんだね。 同じような業界に身を置く者としてはすごく興味深い。 ホント他人事ではないですね。 何よりも著者が経営企画室出身ということもあって、親近感湧きました。自分も同じような仕事をしてる室内にいるもんで。 ストリンガー就任後は分かりませんが、隣の芝生は青かっただけ。 勉強になりました。他社でも失敗から多くを学ばなければならんわけです。

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2019/09/09

大企業の経営部でどんな事が起きているかを話す本 まあこんなことになるんだろうなという感じの酷さ、 批判はされるべきだろうけど、結構こういうのはどこでもありそう。 偉い人に口出せない部下、偉くなって評価してくれる人がいなくなると分けのわからないことに見栄を張る上司。 大企業だから安...

大企業の経営部でどんな事が起きているかを話す本 まあこんなことになるんだろうなという感じの酷さ、 批判はされるべきだろうけど、結構こういうのはどこでもありそう。 偉い人に口出せない部下、偉くなって評価してくれる人がいなくなると分けのわからないことに見栄を張る上司。 大企業だから安泰とは言えなくても、これでも潰れてないところが大企業なんだろう これに巻き込まれるか、関係ない部署で頑張るか、全く違う世界に生きるか。自分で選択する必要がある 評価指標って大事だよね。何に対しても

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2012/08/16

冒頭で暴露本ではないとうたっておきながら、不都合な人たちについてはイニシャルで記載していることなどを考慮すると、内容も含め暴露本としか言いようがない一冊です。まぁ、天下のソニーの経営企画部門であっても此の程度のことしかできていなかったということを考えると、やはり日本企業の脆弱性が...

冒頭で暴露本ではないとうたっておきながら、不都合な人たちについてはイニシャルで記載していることなどを考慮すると、内容も含め暴露本としか言いようがない一冊です。まぁ、天下のソニーの経営企画部門であっても此の程度のことしかできていなかったということを考えると、やはり日本企業の脆弱性が明らかになりますね。もちろん筆者はそれなりに結果も残されているのでそれはそれで良いのですが…

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2011/12/26

2011,12,26 バイトに向かう京急線車内にて読了。 前に読んだ「グーグルで大切なことは~」と同じく、ソニーという会社に憧れて入社してにも関わらず、その実態に落胆し、退社・転職した人の話。やはり、「世界のSONY」に対する見方が、悪い意味でガラリと変わる内容である。 中でも、...

2011,12,26 バイトに向かう京急線車内にて読了。 前に読んだ「グーグルで大切なことは~」と同じく、ソニーという会社に憧れて入社してにも関わらず、その実態に落胆し、退社・転職した人の話。やはり、「世界のSONY」に対する見方が、悪い意味でガラリと変わる内容である。 中でも、世間では高く評価されているO社長(大賀社長)や他の役員の、内部から見た際の横暴さや人間としての狭量さが強く感じられる。 また、いたずらに規模の拡大を追い求め、十分な審査を行わずに投資を行い、またその後の事後調査(審査)すらも真剣に行わなかった結果、何百何千もの赤字を計上することになったとこから、ソニーの会社としての驕りや放漫経営の実態を思い知った。

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2010/12/20

描かれているのは いわゆる”大企業病”にかかってしまった ソニーの姿である。 2005年に書かれた本だが、 雇用の流動性が低い 日本型の雇用が経営面に与える 負の側面を垣間見れる。 社員が同じ企業に居続けることで 会社内でしか通用しない常識(エゴ)を そのまま社会に適用してし...

描かれているのは いわゆる”大企業病”にかかってしまった ソニーの姿である。 2005年に書かれた本だが、 雇用の流動性が低い 日本型の雇用が経営面に与える 負の側面を垣間見れる。 社員が同じ企業に居続けることで 会社内でしか通用しない常識(エゴ)を そのまま社会に適用してしまう。 企業内の常識に疑問をいだいていても 解決策を模索すれば、 上司の功績が評価されないと嫌煙され 結果として自分の評価を落とされる。 かといって、それを放置すれば 企業の経営が立ち行かなくなるのを 見過ごすことになる。 企業を良くするにせよ悪くするにせよ ”人”が与える影響がいかに大きいのか 改めて考えさせられた。 勿論ここで描かれている話が ソニーの全てではないのだろう。 また、大企業に限らず 中小企業やベンチャー企業も 似たような問題(上司のエゴ)を 抱えているところは多いのではないだろうか。 キャリア形成や組織のマネジメントを 考える上でも参考になる一冊。

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2010/06/12

ソニーでの経営企画部でキャリアを積んできた著者の語るその内情。 大企業の間接職として働いている人、とくに経営企画で働いている人が読めばおもしろいだろう。 昔ほどのブランド力はなくとも、ソニーである。 その中身がこんなだったなんて。いや、大企業なら多かれ少なかれ当てはまるとは思...

ソニーでの経営企画部でキャリアを積んできた著者の語るその内情。 大企業の間接職として働いている人、とくに経営企画で働いている人が読めばおもしろいだろう。 昔ほどのブランド力はなくとも、ソニーである。 その中身がこんなだったなんて。いや、大企業なら多かれ少なかれ当てはまるとは思うが、これはさすがにひどい部類にはいると思った。 結局、著者が一番伝えたかった箇所は、第5章に書かれていることだ感じた。会社とは誰の為にあり、どうあるべきか。コーポレートガバナンスについてのケーススタディとして読める本。 そのような読み方をしなくとも、著者の経験から会社員として学べる事は多い。 何だかソニーへの不満のオンパレードのようにも見えるが、客観的に著者のキャリアを眺めていると、ハーバードに留学させてもらって、海外にもたくさん行って、EVAの導入のプロジェクトなんかもやって、管理職にもなって、社内で認められることは少なかったかもしれないが、私からすると羨ましい限りである。 自分の勤める会社もEVAを導入しているが、その中身の勉強が不足していたので、その辺をもっと書いてほしかった。というのも、学問としてEVAを書いてある本はあろうとも、生々しい実体験としてその導入の経験について書いてる本は無いと思うから。ただ、それを書くと本の方向性はボケるか...。 •若いうちは自分にあった職種を求めて鞍替えするのはありだが、その後は一つの仕事を続ける事 •上司と意見を異にしてもすぐには反論しない •上司から検討を指示された事には少なくとも3つは選択肢を用意する •Welcome to the real world •米国基準を採用していたソニーでは、事業セグメントごとに業績を発表しなければならないが、当時は監査法人の"理解"のもと、映画会社の損失を、まったく独立的に運営されていたレコード会社の利益と合算(相殺)して、"エンターテイメント事業"として公表していた。 •株主から経営を委託されている立場の経営陣が自らオーナーであるかのごとくふるまい、社員の利益よりも経営陣の名誉を守る事が大事だと心得てしまうのは、儒教思想の影響が強い日本企業に共通して見られる現象かもしれない •EVAというのは、事業で使用している資本に対して、その提供者である投資家が求めている水準の利益を上げられているのか、すなわち企業価値を生み出しているか測る経営指標で、海外ではコカコーラやドイツのシーメンス、国内では花王がいち早く導入した。

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2009/10/04

音楽家を社長にしちゃうって、ソニーどんだけなんだよ。と感心したこともあったけど、やっぱ功より罪の方がデカ過ぎだろ…。無茶しやがって。 そりゃ著者側からの一面しか見てないよ。でもどうたらこうたらな理想工場は巨大化し硬直化し、いまや自由闊達ニシテ愉快からは程遠そうだと思わざるを得ない...

音楽家を社長にしちゃうって、ソニーどんだけなんだよ。と感心したこともあったけど、やっぱ功より罪の方がデカ過ぎだろ…。無茶しやがって。 そりゃ著者側からの一面しか見てないよ。でもどうたらこうたらな理想工場は巨大化し硬直化し、いまや自由闊達ニシテ愉快からは程遠そうだと思わざるを得ない。 どうでもいいけどESP研究所は続けて欲しかった。 (2008/3/17)

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2009/10/04

一言でいうとコーポレートガバナンスと企業業績についてのドキュメンタリーである。ソニーの経営企画部に配属された著者(ハーバードMBAに社費留学)が自らの体験をもとに大企業病に病んだソニーの内面を暴露してゆくのであるが、先進的なハイテク企業というブランドイメージとは別の官僚的社風が明...

一言でいうとコーポレートガバナンスと企業業績についてのドキュメンタリーである。ソニーの経営企画部に配属された著者(ハーバードMBAに社費留学)が自らの体験をもとに大企業病に病んだソニーの内面を暴露してゆくのであるが、先進的なハイテク企業というブランドイメージとは別の官僚的社風が明らかになる。ソニーの大企業病の問題点は、ソニーが世界的に競争の激しいエレクトロニクス業界に所属するが故に大赤字という分かりやすい形になって現れたが、規制産業でも同様の問題は根深く残っておりまだ表面化していないものとしてこの本を参考にすべきであろう。

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2009/10/04

なるほど・・・ソニーの実態の一部がわかります。個性を尊重するという社風が、よくない方向に行ってしまった感じです。問題の根っこのひとつはこの本から読み取ることができます。

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2009/10/04

SONYの内情についての本。大企業病って言うのかな、サラリーマンって大変だなと感じてしまう本。終始作者の愚痴っぽく感じられるが、読んでいくと結構面白い。SONYってイメージは結構イイけど、内部は・・・意外だったね。

Posted byブクログ