新居千秋 の商品レビュー
ブックレビュー社 建築家はユートピアの思想を持つべきであると主張。職能拡大の可能性を明示する 産業革命で形作られた建築のプログラムは崩壊した。新しいプログラムには何が要求されているのか。著者は、それは人々がその空間と「共に生きる喜び」を建築に感じる「歓喜する建築」だと言う。...
ブックレビュー社 建築家はユートピアの思想を持つべきであると主張。職能拡大の可能性を明示する 産業革命で形作られた建築のプログラムは崩壊した。新しいプログラムには何が要求されているのか。著者は、それは人々がその空間と「共に生きる喜び」を建築に感じる「歓喜する建築」だと言う。「歓喜する建築」を形作るためには,「文化運動としての建築」と「空間としての建築」の要素を同時に持つべきとの論旨を展開する。 建築をつくることは,環境をコントロールするという視点で臨むべきである。しかし,日本では建築のみをコントロールすることに主眼がおかれており,使う建材の原産地への影響や,地域にとって本当に必要なのかといったことが考慮されていない。自らデザインした建築のプログラムにまで参加する,そんな「文化運動としての建築」へまで建築の領域を拡大させるべきだと筆者は言う。都市,生活の場,学習の場など,ユートピア思想へと建築家の職能が拡大する可能性を本書は示してくれる。 (ブックレビュー社)(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.) 内容(「BOOK」データベースより) 建築家は夢=ユートピアをもつべきだ。その実現に向けて自らの職能の領域を広げていくことが重要だ。身の回りにある爪楊枝から摩天楼まで、そして都市の構成や、新しい社会のプログラムを考える。新居千秋が問う、建築家の職能の射程。 目次 第1章 URBANISM(都市の建築家 都市の風景 ほか) 第2章 RESORT(アローエースゴルフクラブハウス エースプラザ ほか) 第3章 REAL EDUCATION(水戸市立西部図書館) 第4章 REGIONAL INSTITUTION(黒部市国際文化センター(コラーレ) 悠邑ふるさと会館+かわもと音戯館 ほか)
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