ルイス・キャロル伝(下) の商品レビュー

モートン・N.コーエン【著】,高橋康也【監訳】,安達まみ,佐藤容子,三村明【訳】

2009/10/07

これも読むのに時間かかってます。
図書館に返却されるのはいつの日か…
（↑早くしろよ）

（上）の時に書きそびれてましたが、
作品自体はルイス氏の生涯を描く伝記に
なっていますが、書かれているスタイルが
一般的な伝記と違って、終始時系列通りに
並んでいる訳ではありません。

生まれてから大学卒業するまで、と晩年のあたりは
時系列通りで、残りは『写真趣味』とか『アリス』
とか『どんな人物像か』とか『父について』などなど、
色々な切り口から語られています。
流石、著者がルイス・キャロル研究の第一人者だけの
ことはあります。

（上）よりも（下）の方が、人物像が浮き彫りに
されていたり面白いエピソードが多くて、
個人的には読みやすいです。