刺青 の商品レビュー

藤沢周(著者)

生々しい臭いがある。…

[文庫ＯＦＦ]

生々しい臭いがある。剥き出しというべきか、武骨というべきか。荒彫りの木工彫刻のような生命力が息づく作品である。刺青を求める少女。虚無に支配された彫り師。ふたりは汚れた街角で出会い、次第にお互いにとって畢生の刺青に憑かれていく。それは呪いであり、儀式でもある。やがて異様な熱の坩堝に溶かし込まれていく、ふたりの刹那。気骨の文学はｽﾘﾘﾝｸﾞである

谷崎潤一郎の「刺青」…

[文庫ＯＦＦ]

谷崎潤一郎の「刺青」の現代版といったところか。彫師と少女が退廃的で刹那的な生を生きています。

2012/07/20

友人の大学の教授らしくて、その友達がtwitterにて、名前を出していて、その直後にBOOKOFF言ったときに、意図せずして見つけて手にした作品。

途中まで一切流れに乗れなかった。

全然理解できなくて、頭馬鹿になった様な気になりました。笑

最後は、続きが知りたくて、さーっと読んでしまったけど、なんか疲れる小説でした。

この作家さんの、賞取ってるような作品もあるようなので、機会があれば読んでみたい。

2009/10/04

社会に適応できるだけの感受性を持ち合わせていない。そんな人たちを描いた本。ハードボイルドに描かれているので、人によっては嫌悪感を抱くかも。