私は一流新聞の犬記者 の商品レビュー

加瀬英明(訳者),ロバート・ワイマント(その他)

2013/02/21

英紙ザ・タイムズの記者が見た日本を飼い犬マコの視点で書かれている本。
「犬を人間よりも劣った存在、犬に対してふさわしい敬意を払わない人」に向けて書かれたようだけど、回りくどい表現と皮肉が多いからか面白くなかった。

予想通り動物の権利に関して日本は非常に後進国だと書かれているが（1999年発行なので尚更）まだまだ権利を主張するには義務を果たさない人も多いので、なかなかイギリスのようにはならないだろうと思う。

一つだけ気に入った表現があった。
「私たちは一日に何回か頭を擦り合わせるから脳波を分かち合えるのだ」