ナラティヴ・セラピーみんなのQ&A の商品レビュー
かなりわかりやすかった「ナラティブセラピーってなに?」の続編? Q&A的な構成になっているので、ナラティブ系を何冊かよんだあとでは、役にたつかな?説明もまあまあわかりやすい。 とくに、最初の「外在化」のところは、そもそものところがスッキリわかって、気分は爽快。 が、...
かなりわかりやすかった「ナラティブセラピーってなに?」の続編? Q&A的な構成になっているので、ナラティブ系を何冊かよんだあとでは、役にたつかな?説明もまあまあわかりやすい。 とくに、最初の「外在化」のところは、そもそものところがスッキリわかって、気分は爽快。 が、読み進めるにつれ、だんだん難しくなるというか、わりと普通の説明になっていくかな? あるいは、もともとの概念がよくわかっていないので、ピントこないだけか? 最後の2章は理論的なもので、ポスト構造主義やフェミニズムとの関係。 ポスト構造主義は、難しいといわれる社会構成主義やナラティヴセラピーよりさらに難解で、ここでの説明も今ひとつわかりにくい。というか、今ひとつ、すっきりしないかな? ポスト構造主義を構造主義との比較で説明しているのだが、構造主義の説明がちょっと違うかも?(言葉の定義の問題はあるが。。。) たとえば、ナラティブセラピーに大きな影響を与えていると思われるフーコーは、構造主義に分類されることもあり、フーコーを批判したデリダからがポスト構造主義????という理解もある。 ナラティブセラピーがその一アンチテーゼとなっているものの思想は、構造主義というより、論理実証主義とか、科学主義なんだと思うけど。。。。 最後のフェミニズムのところは面白かったかな?量的にも結構分厚くて、読み応えがあった。
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