1週間でマスター 斉藤ひろしのシナリオ教室 の商品レビュー
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軽くて、要領を得ていて読みやすい。さすがは脚本家だ。 脚本に入る前の、プロット(概要書)の説明で「文章はわかりやすく簡潔で、一回読めば内容が完全に頭に入るくらいの明快さが必要」と、なにより他人(ひと)に読ませるための“心遣い”が必要と説くだけある。そんなことを書いてる人の文章が読みにくては、本書の内容すら怪しい。 という点でも、本書は読みやすい。 1週間(7日間)で、基礎を学べる体裁にしてる。その1日目のところで、 「脚本は、理屈や理論で書くものではない。そして、脚本を書くための完璧なノウハウなど存在しない。」 「結論からいうと、特別ユニークな題材を探そうとする必要は無い。ユニークな題材が面白いドラマになるという保証は何もないのだ。」 と、ミモフタモないことを言っておく真摯さも好感。もちろん、これも、著者なりの“心遣い”なのだろう。とはいいつつ・・・と思わせるテクニックとも取れる。 その後、実体験、実績に基づいた、ノウハウ、基礎知識が展開される。読みやすい。
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この人は信頼できるなぁと思った。「売れるシナリオの書き方なんてない、だから自分のやってきたことを淡々と書く」かっこいいなぁ。でも、それでも僕は創作論に体系化できるものはあるんだと信じてるので、そこは相容れないとこはあり。
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